イスラエル再入国

1年2ヶ月ぶりのイスラエル、テルアビブ空港へ到着。
飛行機の中で隣り合わせたマダムと話す。N.Y在住で映画のプロデュースをしているという。ロッテルダム映画祭の後に、イスラエルに住む家族に会いに来たという。つい先日東京で会った、N.Yの映画祭のプログラミング・ディレクターを知っているかとたずねたら、とても親しい友達とのこと。。。世界は狭すぎる。悪いことはできない。

飛行機を降りるなり、なぜか筆者だけ4名の検査官に囲まれる。にこやかながら、早速質問タイムがスタート。在東京イスラエル大使館が発行してくれた公式のインビテーションを水戸黄門の印籠のごとく見せる。お陰で事なきを得る。次に、イミグレーション・コントロール(入管)へ。今度は手ごわい。何しろ10日前のレバノン入国履歴があるため、印籠もあまり効果なし。。。。なぜレバノンに入国したかなど諸々のやり取りの果て、別室へ来るように指示される。別の検査官がパスポートを持ってどこかへ行ってしまい、しばらく待たされる。が、やはり印籠のお陰が、待つだけで問題は解決したようだ。30分ほどでイミグレーションを通過。次に荷物を受け取るゾーンへ入ろうとすると、また止められる。またパスポートを没収される。ここでも待てといわれる。「スーパーバイザーがくるまで待て」と言われるも、「スーパーバイザー」なる人物はいつまで待っても現れず。。。恐らく、何か別のチェックをしていたのだろう。結局、先方も痺れを切らして、解放される。・・・結局入国できたけれど。お陰で観る予定にしていたパフォーマンスのいくつかを見逃す。ホテルに到着したのは、既に18時近く。さすがに12月なので外は真っ暗。

ホテルで待っていてくれた在京イスラエル大使館のUさんと共にスザンネ・デラールセンターへ。ヤスミンが待っている。1ヶ月ぶりの再会。今回の出張の目的であるInternational Exposure、所謂イスラエル・ダンスのショーケースに参加しているアーティストや関係者が一同に集うパーティーに合流する。スザンネ・デラールセンターはバットシェバ舞踊団がレジデントしているテルアビブ市立のダンスセンターであり、イスラエルのダンスの創作、発表の一大拠点である。
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また、2年ほど前まで在京イスラエル大使館の文化担当書記官をしていたズィブさんにも再会。彼の先導で、今回日本から来ている舞台芸術関係者の方々総勢10名と、ジャッファ(テルアビブに隣接するアラブの港町、ヤッフォともいう)へ夕食に。ズィブさん曰く、ヤスミン御用達のお店らしい。

スザンネ・デラールへ戻り観劇ならぬ観ダンス開始。青森県立美術館のプロジェクトで招聘予定のシュロミ・ビトンのソロ作品も観る。爆弾に引火する、茶目っ気たっぷりのパフォーマンス。・・・などなど4作品。しかし、さすがに初日は時差ぼけで辛い・・・
by smacks | 2005-12-02 23:40 | ■TIF06-イスラエル