にしすがも創造舎、オープン1周年記念

にしすがも創造舎オープン1周年を記念し、稽古場公開と内輪のパーティーが行われました。

稽古場公開。これは、にしすがも創造舎(つまり旧朝日中学校)の校舎&体育館を無償で提供して下さっている豊島区との協同で、地域の方々ににしすがも創造舎で行われている創造活動の現場をご覧になっていただこうというもの。20名近い豊島区民の皆さんとともに、体育館のギャラリーに上がり、2時間ほど稽古を見学。そこでは、日本の巨匠による演出、超豪華キャストによる舞台が繰り広げられていた。ものを創る現場は、熱く真剣で、見ている側もとても緊張する。

パーティーでは、豊島区文化デザイン課の皆さんやANJ関係者が集まり、せいこママの手料理(もはや神話的に美味しい)と、持ち寄られたドリンクで盛り上がる。
日本の多くの自治体で、廃校利用が大きなテーマになっている中、にしすがも創造舎は行政とNPOが協同し、創造活動に必要不可欠なインフラ(=稽古場)を廉価で提供するのみならず、地域向けの文化活動を様々な形でアウトプットするという、先駆的な事例のひとつとして注目されている。と、自分たちを褒めるのもなんだが、毎週のように様々な地方自治体の担当者やNPO関係者、研究者の方々が見学に訪れ、にしすがも創造舎の事例を参考にしているのは事実だ。世の中には多くのサービスや情報が過剰に氾濫している中で、NPO×行政の協同だからこそあるべき事業のクオリティと独自性をどう打ち出していくか、それをどのように対行政、対議会の中でオーソライズしていくか。道のりは長い。そして、それぞれの担当者は、熱い。
by smacks | 2005-08-27 23:05 | ■にしすがも創造舎