かなしき入国管理局 その2

10日前に申請したパレスチナ用の「在留資格認定書」の受け取り、およびチュニジアの申請に入国管理局へ。
品川駅からのバス、満員の乗客のほとんどは外国人。そして、料金の支払いにてまどう彼らに対して荒々しく対応する(あるいは無視する)運転手・・・。毎日同じルートで外国人を運びすぎた結果プチ右翼になっているのか、ガイジン嫌いオーラが出まくっていたぞ。

先日、弁護士の土井香苗さんから聞いた話。入管の建物の上層部は、「強制収容所」になっているそうだ。土井さんは日本での在留が認められずこの施設に収容された外国人(その多くは難民申請をしている)のために、炊き出し&差し入れをするイベントを企画中とのこと。

パレスチナの在留資格認定書、無事10名分交付された。これでめでたく第二の難関突破!次はこれを早急にパレスチナへ郵送し、来日するメンバーがテルアビブの日本大使館にパスポートを持参して、そのパスポートにVISAが貼られる瞬間まで、まだまだ気は抜けない。
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これがいわくつきの「在留資格認定書」。パレスチナのパスポートで申請すると「無国籍(パレスチナ暫定自治政府)」と表記されます。無国籍って、レストランじゃないんだからさ・・・

夜、一人悶々としながらネットをさまよって見つけたページ。
http://www.waw.ne.jp/badgirl/retsu010101.html
重信房子を語る、中尊寺ゆつこ。80年代バブルを象徴する漫画家が、70年代赤軍の最高幹部として君臨した「国際テロリスト」を描く。今、重信房子は獄中で、中尊寺ゆつこは数日前大腸がんで亡くなった。時代の表現者たちに、合掌。
by smacks | 2005-02-04 23:43 | ■TIF05-パレスチナ