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日々の仕事のこと、観劇・鑑賞記録、出張報告など、国内外の舞台芸術を中心としたアートおよびアートマネジメント全般がテーマです。
by smacks
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12月31日:今年もお世話になりました

年賀状、年賀メールにかえて、ブログで失礼致します・・・

今年も皆様に大変お世話になりました。
今年は特にANJの事業拡大に伴って、多くの方々と知り合い、一緒にお仕事をさせていただくことができました。ありがとうございました。この場を借りて、お礼を申し上げます。

2006年。今年の前半はどっぷりTIF(イスラエル、クウェート)、青森の現場、また現場の日々。そして中盤は海外出張やら海外からの要人来日が続いた。そして夏はイスラエルによるレバノン空爆とアヴィニョンで、連続カフェ3回。そして秋以降は横浜の急な坂スタジオ・オープンにむけて爆走。そして気がつくと、TIF07にむけた仕込みとラビア・ムルエの講演会で、今年も終わろうとしている・・

一言でいうと、自分でものを決めることを学んだ一年だったと思います。
来年はどんな一年になるだろう、楽しみです。

来年もどうぞよろしくお願いいたします。
by smacks | 2006-12-31 22:43 | ■その他もろもろ

【報告】12月20日:ラビア・ムルエの講演会

青島幸男と岸田今日子が亡くなった新月の夜。そのためか客足こそ鈍かったものの。

凄い講演会だった。何がどう凄いかは、あとで必ずちゃんと活字にするとして、ラビア・ムルエというアーティストに、壇上で震撼した。藤原敏史氏の通訳も非常にすばらしく。さらにレバノン大使が突然講演会に介入、インプロヴィゼーションの応酬の果て、その続きは次の日、大使のオフィスで行われることに・・・そのあたりのもろもろも、きっと新作のプロセスに組み込まれていくことになるだろう。乞うご期待。

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(c) 松嶋浩平

以下、メモ。

今、世界全体は映像を作り出す巨大なマシーンと化した。
映像によって支配されている社会で映像がもつ意味とは何か。

「犠牲者」としてのイメージに服従せずに、
どのような映像を舞台の上に出現させることが可能なのか。

演劇とは何か
表現とは何か
表象とは何か
そのための手法として、「ドキュメント」の集積と提示。
虚構/現実の境界線上で戯れること。

身体の不在によってこそ、戦争を体験した身体を表現できる。

「観客へのメッセージ」はない
アーティストとして、言いたいことは何もない
ひたすらに、問題を提示すること、
そして自分自身を問題化し、挑発し続けること。
by smacks | 2006-12-26 21:21 | ■TIF07-レバノン

【報告】12月18日:急な坂のカフェ

怒涛のような1週間を経て、やっと一息。忘れぬうちに簡単な報告を。

急な坂スタジオ マンスリー・アートカフェ Vol.1
「チェルフィッチュの世界的超感染力」

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こちらが急な坂からのレポート
こちらがワンダーランドに出たレポート記事

フェスティバルのポリシー、フェスティバルとアーティストの関係、言語の翻訳の問題/可能性、同時代の身体/ことば、など。いろいろなことを考える、とても刺激的なカフェになったと思う。

「アーティストのためのフェスティバル」というコンセプトを踏襲したクリストフ率いる新生クンステン。アーティスト同士の対話やアーティストがキュレーションする企画も随所に散りばめ、強度のダイアローグの磁場となるだろう。もちろんそれは観客を排除するということを意味しない。観客は、ある一人のアーティストを、ある一人の人間として、作り手として受け入れ、興味を持ち、継続的にその作品と対峙する。
バジェットは3億円程度と、アヴィニョンなど大規模なフェスティバルに比べれば実に少ないが、その少ない予算をうまくやりくりして、あれだけのプログラムが組めるのだから、奇跡的とも言える。また、限られた予算の中で、フェスティバルとしてのポリシーやコンセプトを明快な形にする、極めて戦略的な広報展開もすばらしい。

当然、同業者としてはうらやましい。もちろん、世界中の同業者がクリストフに同じことを言うだろう。しかし、それを実現するような秘訣はおそらくなく、試行錯誤による刷新と継続によってしか実現しない、淡々とした、しかし戦略的なアプローチが10年継続して初めてこういう形ができあがるのだと思う。

一方岡田さんは、「あくまでドメスティックなコンテクストにおける、あくまでローカルな問題意識」をこれからも淡々と作品にしていくという。こういった発言を聞くと非常にうれしいし、そういった自らの生きる世界にしっかりと根を下ろした表現であれば、受け手であるヨーロッパの人々も「エキゾチシズム」に陥らずに、チェルフィッチュの特異性を彼らなりに消化することだろう。

思い返せば2003年3月ベルギーで出会ったクリストフ。そのとき初めて紹介してもらったレバノンのアーティストのラビア・ムルエと、いまはどっぷり国際共同製作のパートナーとなり、またそのころ「三月の5日間」を書いていた岡田さんは、3年後に我々の急な坂スタジオのレジデント・アーティストとなり、来春同作品をクリストフのクンステン・フェスティバルで初公演をする。そんな人々が一同に介した、という感慨深い状況もあり。

何か、世界の同時代性のようなものに、強くリンクする感覚を持った。

カフェはこれからも毎月1回のペースで継続する。特に、その企画を立ち上げた人間がホストスピーカーを努めることで、企画サイドの思考力もトレーニングしていきたいと考えている。
by smacks | 2006-12-25 20:44 | ■横浜【急な坂スタジオ】

【告知】ラビア・ムルエ(レバノン)講演会、明日です

いよいよ明日です。
ラビア・ムルエは無事来日しています。
とにかく明日が楽しみです。ぜひ、お越しください。

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■東京国際芸術祭2007で新作・世界初演を行う世界的アーティスト、
ラビア・ムルエによる緊急来日講演会、開催決定!
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演劇から映像、美術、音楽まで軽やかにジャンルを横断し、
世界のアート界に旋風を巻き起こすレバノンの鬼才、ラビア・ムルエ。
2007年3月に行われる東京国際芸術祭での新作・世界初演に先駆けて来日、
新作に向けた抱負を語ります。

内戦というトラウマがしみ込んだ国、宗教的な共同体によって定義される
社会において、芸術に残された可能性とは何か? 個人が果たすべき役割
とは何か? 2006年夏のイスラエル軍によるレバノン攻撃や相次ぐ暗殺事件
によって内戦の再発が危惧されている現在のレバノン。その現実に生きる
アーティストが今、レバノンで表現を続けることの意味を鋭く問いかけます。

■ラビア・ムルエ プロフィール■
1967年レバノン・ベイルート生まれ。現在もベイルートを拠点に活動、
世界の主要な芸術祭や劇場、美術館で精力的に作品を発表し、
世界的な話題を呼んでいる。日本でも東京国際芸術祭の招きで2004年
『ビオハラフィア』を上演、好評を博した。内戦を経てなお揺れ動く
レバノン社会の傷と矛盾を執拗に表象し、解体するパフォーマンスや
映像作品は、検閲すれすれの挑発と絶妙のユーモアに溢れ、
メディアや共同体が作り出す虚構と現実の境界を激しく揺さぶる。


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■開催概要
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▼日 時:2006年12月20日 (水) 19時~21時

▼会 場:
にしすがも創造舎 特設劇場
〒170-0001 豊島区西巣鴨4-9-1 旧朝日中学校
地図はこちら http://tif.anj.or.jp/contact/index.html

▼入場料:1000円

▼申込方法:
お申込み方法:
1: HPから予約 https://tif.anj.or.jp/news/lebanon.html
2: 電話で予約 03-5961-5202

*定員になり次第締め切らせていただきますので、お早めにご予約下さい。
また、ご予約なしで当日いらっしゃるお客様にはお席をご案内できない
場合がございますので、必ず事前にご予約いただきますようお願い致します。

▼お問合せ:
東京国際芸術祭
tif@anj.or.jp
Tel 03-5961-5202 Fax 03-5961-5207
by smacks | 2006-12-20 01:54 | ■TIF07-レバノン

【告知】12月18日、急な坂

いよいよ急な坂での初マンスリーカフェが迫ってきました。

第一回にふさわしい、豪華ゲストに加え、レバノンからも超スペシャルゲストが登場する予定。私としては、4年前から仕込んできたプロジェクトで、これらのゲストがここに勢ぞろいすることが本当に夢のような気持ちです。その理由は当日に明かすとして、とにかく、これは日本の舞台芸術界、アート界にとって、ひとつのエポックメイキングな出来事の前兆になると、予感しています。ぜひ、その場に立ち会っていただければ幸いです。もちろん片手にはヒューガルデンの白ビール!

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■急な坂スタジオ マンスリーアートカフェ Vol.1 2006-12 開催決定!

世界のフェスティバルディレクターが斬る!
「チェルフィッチュの世界的超感染力」

岡田利規(チェルフィッチュ)×クリストフ・スラフマイルダー

日時:2006年12月18日(月)19時オープン
会場:横浜アートプラットフォーム 急な坂スタジオ1階 ラウンジ
http://kyunasaka.jp/projects/project_archive/post_12/
 
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急な坂スタジオ マンスリーアートカフェ Vol.1

10月23日にオープンした横浜・急な坂スタジオにて、毎月1回、
レジデント・アーティストとその仲間たちが大集合するアートカフェ、オープン!
思考のキャッチボールから新しい表現の実験まで。
ドリンクを片手に、アートと社会、日本と世界についての対話を通じて、
新しいアートコミュニティの創出を目指します。

記念すべき第一回のゲストには、ベルギーのクンステン・フェスティバルの若き新
ディレクター、スラフマイルダー氏を迎えます。世界各地から若手アーティストを
いち早く発掘、最先鋭のプログラミングで世界のアート界のアンテナ・フェスティ
バルとも称されるクンステン。
これまで日本から招待されたのはダムタイプ、勅使河原三郎だけ。
そして長年のブランクを経て、急な坂スタジオのレジデント・アーティストでもあ
るチェルフィッチュ・岡田利規の「三月の5日間」が、次回のフェスティバルに招待
され、大きな期待が寄せられています。

クンステン・ディレクターが見る岡田作品の欧州感染力はいかに?
そもそも岡田戯曲はいかに外国語に翻訳可能なのか?
新国立劇場で公演中の新作「エンジョイ」に描かれる日本と世界の若者の姿とは?

などなど、同世代のアーティストとフェスティバル・ディレクターの本音トークから、
舞台芸術の世界的な現象をしつこく語り尽くすカフェナイト。ぜひご参加下さい!

■スピーカー■
ゲストスピーカー:
クリストフ・スラフマイルダー(クンステン・フェスティバル芸術監督)
岡田利規(チェルフィッチュ)
ホストスピーカー:
相馬千秋(急な坂スタジオ ディレクター)

■ドリンクメニュー■
ヒューガルデン(ベルギー産白ビール)など

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開催概要

▼日 時:2006年12月18日(月)
19時カフェオープン 19時30分トーク開始 

▼会 場:
横浜アートプラットフォーム 急な坂スタジオ
〒220-0032 横浜市西区老松町26-1 旧老松会館

▼入場料:1000円(1ドリンク付)

▼申込方法:お申し込みフォームからご予約ください。
お申し込みフォームはこちら
http://kyunasaka.jp/m_cafe.html

*定員になり次第締め切らせていただきますので、お早めにご予約下さい。
また、ご予約なしで当日いらっしゃるお客様にはお席をご案内できない
場合がございますので、必ず事前にご予約いただきますようお願い致します。

▼お問合せ:
横浜アートプラットフォーム:急な坂スタジオ
tel 045-250-5388 / fax 045-261-1300
http://kyunasaka.jp
toiawase@kyunasaka.jp
by smacks | 2006-12-15 01:08

12月11日:フェリス女学院

フランス時代以来の腐れ縁?flowのセトウ氏からのお誘いで、フェリス女学院音楽学部のアートマネジメント学科の授業で話すことに。女子校文化にまったくなじみがないため、最初は一瞬動揺したものの、素直でまじめな学生さんたちのひたむきな感じには、好感を覚える。

アートにまつわるさまざまなタテマエを取り払って、現場の人間の考えていることを聞こう、という趣旨の授業、ということで、これまで大学の芸術実演家教育の中で隠蔽されてきた「アートで食べる」ことにまつわるもろもろの問題を提起する。何人かの心にヒットしたなら、それは幸いだ。

中東の話などは彼女らにとってのリアリティに欠けてしまっただろうか。「まったく自分に接点のないことにも興味を持つ」「持たせる」ことは難しい。自分と接点のない問題でも、自分の地平に問題を設定しなおして考えられる力。それを題材に自分自身とのダイアローグを展開できる力こそが必要で、そういった力を養うのもまたアートの役割だと思う。劇場にこそ、現場にこそ、そのヒントはあるのだが、そこに来てもらうまでの道のりは長い。

とはいえ、ほとんど意味不明だった自分の学生時代を鑑みると、今の学生さんたちはちゃんとしているなあと本当に思います。ぜひ、今度は現場で会いたいものです。
by smacks | 2006-12-11 01:13 | ■アートマネジメント関連

12月8日:フランス24(仏版24時間ニュース放送)誕生

シラク大統領悲願、フランス版CNNといわれるテレビ局が誕生した。

その名もFrance24 24時間フランス語+英語で、フランス的な視点から世界を切り取っていくメディア。

インターネット上ではいつでもどこでも見られる。
一部の地域では衛星TV放送が始まったらしい。

フランスといえば、ドイツとの合同出資で実現した仏独教養専門チャンネルARTEのクオリティの高さに筆者はいつも心躍らされてきたが、それが日本で見られないことが非常に残念だった。

さて、今回のFrance24。本当にCNNやBBCに対抗できる、世界のもうひとつの視点=チャンネルとなりうるのか。
by smacks | 2006-12-08 11:09 | ■仏・ナント市関連

12月8日:ポツドール「恋の渦」

ポツドール「恋の渦」@新宿シアターTOPS

当日券を求める長蛇の列ができている。そういう熱気に溢れる公演に同席することの、わくわく感が高まる。

しばらく、その世界に完全に取り込まれる。恐るべき描写力。恐るべし三浦大輔。まとめる時間がないのが残念だが、しばらくポツドール・ワールド感染状態が続いた。

お勧めするまでもなく、もうチケットは完売だし、公演も終わっているが、これは必見というほかない。
by smacks | 2006-12-08 01:06

12月7日:政治の概念/文化の概念

メモ。

先日の文化政策学会準備会の一環で開催された国際シンポジウム
「地域主権時代の文化政策-多様性を保障するドイツの文化政策から考える」
当日配布資料から抜粋。

マティアス・テーオドル・フォークト氏の公演レジュメより。

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政治の概念:
ヘラクレイトスによれば「争いは万物の父」であり、多数性と多様性、すなわち対立と論争が、すべての社会の始まりにある。EUもまた「争いの必要性」から誕生したが、欧州政治のモットーは「多様性における統一」。政治分野としての文化政策も「争いの必然性」と無関係ではなく、その任務は対立・抗争の制御にある。

文化の概念:
文化とは、時間と空間における人間の位置に意味を与える振舞いであり、プロセス(異議申し立て」的な性格を持ち合わせている。とくに芸術には、社会生活に潜入する不当な権力関係に対する異議申し立てという側面がある。芸術は、社会関係にとっての自己認識の道具でもある。一元的にグローバル化した今日の消費社会にあっては、芸術には支配的な権力構造に抵抗する義務がある。「尊重」する態度を生み出し、自由な生活様式のアイディアを具体化し、市場の彼岸にある世界を指し示す義務がある。いつの時代も文化政策は、それ自身が疑問視していることを振興する、という逆説的な課題に直面している。「争いは世の常」という法則を悟らせ、その効力を引き出すことが文化政策の眼目である。

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by smacks | 2006-12-07 02:00 | ■アートマネジメント関連

12月5日:指がいたい

もともと弦楽器などをやっていたので、指の強さには自信があったのだが・・・

最近、パソコンのキーボードの打ちすぎか、指がいたくて仕方がない。慢性筋肉痛状態。そんな状態に治療法とかはあるかな?

書いても書いても終わらない、締め切りの嵐の日々。
by smacks | 2006-12-06 02:54 | ■その他もろもろ


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