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日々の仕事のこと、観劇・鑑賞記録、出張報告など、国内外の舞台芸術を中心としたアートおよびアートマネジメント全般がテーマです。
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凄い!コンチェルト・ケルンのミサ・ソレムニス 

4月30日
資生堂の名誉会長でありメセナ協議会の会長でもある福原氏主催の昼食懇談会へ。資生堂ギャラリーの入った銀座のビルの最上階、まっしろい壁と資生堂パーラーの本格フレンチ・・・という雰囲気の中で、「日本の文化界を代表する人々」が集う。ニュースでしか見たことのない企業のトップから行政や財団のトップ、そして研究者やキュレーター。確かに、この人たちが首をたてに振ればすぐに変わることが多そうだ・・・カリスマ通訳(こんな凄い通訳さん見たことない!)、臼井さんの名人芸にも支えられながら、フォーマルながらも深い議論が続いた。ナント側からの3名(副市長2名+ボナンさん)も、福原会長はじめ日本のトップの迫力を感じつつも、必ず議論を一歩進めるための提案や具体策を話に織り交ぜ、観念論に終わらせない話術はお見事でした。
午後は、ボナンさんを連れて六本木界隈へ。まずアーティスト、春蒔陽明さんが主催するクリエーター共同オフィスアトリエ、Co-Labo へ。古くなって空洞化しつつあった森ビルの1フロアを同社から借り受け、そこに建築家やデザイナー、アーティストが領域を横断してコラボレーションできる共同オフィスアトリエをプロデュースした春蒔さん。単に都心で不足する作業場を提供するというニーズに答えるだけなく、フリーのクリエーターたちが集まって、個々人の能力と技術の有機的な繋がりから新しい作品やプロジェクトを生み出していくという発想が、実際に機能し形になっているところがCo-Laboの凄いところだ。筆者の知り合いの建築家やデザイナーも既に何人かCo-Laboにオフィスを構えている。2年前の発足当時からこの場所に何度もお邪魔しているが、来るたびに人とモノが増え、新しい展開が生まれていると実感できる。今後もこのような都心のオフィスビルの空洞を利用しながらCo-Laboというコンセプトとノウハウをプロトタイプ化し増殖させていく計画だそうだ。
次はその森ビルでも繁栄している森美術館へ。ASIASのスタッフで同美術館でもエデュケーターをしている宮浦さんに案内していただく。「秘すれば花、東アジアの現代井美術」展が良かった。漢字文化を共有する日本、中国、韓国、台湾の作家たちを、山水/風水の2部構成で提示。
東京国際フォーラムに戻り、出演者・関係者用の食堂で食事をとりながら、青木淳事務所の横山女史にあのヘヴィで美しい作品集Vol.1を見ながら青木作品を解説してもらう。青木さん、青森県立美術館が終わったらナントにも・・・ボナンさんも副市長さんたちも極めて質の高い写真に完全にノックアウトされてしまった模様。
そして21時45分、終電が気になる人には絶対お勧めできないが、ベートーベンの大作中の大作「ミサ・ソレムニス 二長調」に挑む。というか、よくプログラムも演奏者も理解せずに大急ぎで席に座ってみたのだが、これが凄かった。コンチェルト・ケルン、今回が初来日ということだったが、むちゃむちゃ演奏がかっこいい! かっちりしていて無駄がなく、メリハリたっぷり、ピアニッシモもフォルティッシモも音が異様に透明なのだ。(フランス人には悪いけど、昨日のロワール管弦楽団とは比べ物にならない!)「世界最高水準のふたつの合唱団」とプログラムに歌われているRIAS室内合唱団とカペラ・アムステルダムもむちゃむちゃ良かった。久しぶりにとてもエキサイティングなクラシックを集中して聞くことができて幸せに浸る。久々にクラシック熱が高揚した夜だった。
by smacks | 2005-04-30 23:25 | ■仏・ナント市関連

美術館とコンサートをハシゴする

4月29日
朝から、ナント市とペイ・ドゥ・ラ・ロワール地方による展示スペースのオープニング。ラ・フォル・ジュルネの初日とあって、チケットを求める長蛇の列! 既に今日の公演の多くのチケットがソールド・アウトという、うらやましすぎる状況。
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お昼からボナンさんと文化担当の副市長ガンさん、そして根本さんと一緒に銀座の大日本印刷のミュゼ・ド・フランスgggギャラリーに伺う。この度メセナ協議会の専務理事に着任された加藤氏が迎えてくださる。印刷会社なのでグラフィックの技術と美意識は本当に脱帽だ。ミュセ・ド・フランスにはフランス美術関連の図書が美しくディスプレイされ、狭い敷地ながらとても有効活用している。
それから駆け足で東京都写真美術館へ。資生堂の福原会長が館長を務めていることもあり御招待を受ける。当美術館が所蔵する作品だけで構成される「10周年記念特別企画 東京都写真美術館コレクション展-写真はものの見方をどのように変えてきたか」。今回は[1.誕生] ですが、今後順次[2. 創造] [3. 再生] [4. 混沌] とシリーズ化されていくということで、コレクションの豊かさに圧倒される。南北戦争当時の写真が大きくプロジェクションされている展示がとても印象に残った。
そしてまたまた駆け足で上野の国立西洋美術館へ。ナント市が所有する2作品も展示されている、その名も「ジョルジュ・ド・ラ・トゥール展」。学生時代、国立西洋美術館の学芸員による講義で勉強した名画がずらーっとある! じっくり見たかったけれど、諸々の調整作業によりほとんど見られなかった(涙)。。
それにしても元気なフランス人のおじさんたち、今度はお隣の国立博物館へ。日本のお宝に触れる。いやあ上野はやはりお宝の宝庫。それにしてもフランス人のおじさんたち、自分の父や周囲の日本人オヤジに比べ、どんなに歩かされても疲れたと文句を言わない。偉いぞ。日本のオヤジたちにも是非見習って欲しいものだ。
東京国際フォーラムに戻り、いよいよラ・フォル・ジュルネのコンサートへ。まずはベートーベンの交響曲第6番「田園」。東京都交響楽団。残念なのは、フルキャパ5000人のホールがどう考えてもオーケストラの生演奏には大きすぎること。迫力にいまいち欠けるんだなあ。。
それからフォル・ジュルネのアーティスト・関係者用食堂(チケット制なのだが、帝国ホテルのケータリングでとっても美味しい)で夕食を食べ、21時30分からの第九に控える。第九はナントを拠点とする国立ロワール管弦楽団と日本のソリスト&合唱団の演奏。フランス大使も客席においででちょっとだけ物々しい雰囲気で始まったこのシンフォニー、う~ん、やっぱりフランスのオケにゲルマン音楽の濃厚さは出ないなああ。。。と最初の1~2楽章はかなり落胆。なんか弦楽器は軽いし、パートごとにテンポ合ってないし・・・という、技術的なことがとても気になる(なにせ自分も某学生オケ時代に弾いたことあるし)。3楽章でロマンティックな部分になると急に水を得た魚のように歌いだす・・・うう、これもフランス人気質?? そういえばリヨンの大学オケに参加していたときも、個人技は凄いのにアンサンブルはよく崩壊、そして皆メロディ部分だけいやに燃えていたような。。。。日本人からなるソロ&合唱でかなりしまって、最終楽章は、そりゃあ第九ですから、それなりに感動のフィナーレとなりました。
↓無料コンサートももちろんベートベン。超久々にレオノーレ聴きました。
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by smacks | 2005-04-30 22:19 | ■仏・ナント市関連

インプロでも怖くない 

4月28日
またまた朝早く、小松空港から羽田空港へ。今日は午後からメセナ協議会主催の講演会@丸ビルホール。市長代理で講演を行う第一副市長のランベール氏を連れて、羽田から丸の内へタクシーで向かうも、首都高はGW前の混雑・・・どきどきはらはら。車内でランベールさんに今日の主旨を説明するのだが・・・まさか今日の詳細を始めて聞いてる訳じゃないよね??この人も直前にならないと燃えないタイプなのかと不安になる。だが、それは彼を取り囲む周りのフランス人職員たちも同じで、あんなに前もって何度も言ったことが伝わっていない、検討されていない、ペンディングのまま忘れられていて、直前に思い出しては慌てている・・・という状態は極当たり前。それに完全に慣れしてしまった筆者も既に共犯者? 
結局講演会の細かい内容を打ち合わせる時間はほとんどかなったのだが、やっぱりインプロビゼーションに強いフランス人、パネラーの熊倉さんや吉本さんからの質問、コメントの意味をきちんと理解しつつも発展させながら議論をより一歩先へ進める話術は、さすがでした。
終了後、来場者との交流に後ろ髪を引かれながらも、東京国際フォーラムへと向かう。フォル・ジュルネ・オ・ジャポンの開幕レセプション。ナント市とペイ・ドゥ・ラ・ロワール地方による展示スペースも無事に完成し、いよいよ本番ムードが高まる。ほんっとセンスいいなあ~↓
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フォル・ジュルネの仕掛け人であり総合監督であるルネ・マルタンや梶本音楽事務所の梶本さんも登場。とにかく、これだけのイベントが形になったのだ。規模は違うけれど同業者として心から祝福したい気持ちになった。
ほろ酔い気分で、ボナンさん、市長室長のクリステル、ナントのフォル・ジュルネ責任者ミシェルと4人で有楽町ガード下の居酒屋へ。ここ数日、高級料亭の日本料理かフレンチのフルコースばかりを食べ続けていた贅沢な我々、ようやく庶民の味に回帰。
by smacks | 2005-04-28 23:08 | ■仏・ナント市関連

金沢は春もすごかった!

4月27日
朝8時、「北越」という電車に乗って、新潟から金沢に向かう。新潟→柏崎→上越→富山→高岡→金沢。この3時間30分が、実に素晴らしかった。右手には日本海、左手にはまだ雪を残した白い日本アルプスがきらめき、手前には黒く光る瓦屋根の村落や青い田んぼと春の野山の風景がどこまでも続く。こんな田園風景がまだ日本に残っていたのかと心底感激してしまった。結局眠って取り戻すはずの3時間30分は、風景に見とれつつ打合せに消える。。ねむ~~
金沢に到着後、21世紀美術館の所有する子供たち輸送用スクールバス(かわいい!)に乗ってまずは金沢芸術村へ。芸術村のレストラン「れんが亭」で昼食会。金沢の山出市長、資生堂の福原会長、そして21世紀美術館の蓑館長が迎えて下さる。蓑さん、次から次へと間髪いれずに話題が出てくるため通訳がぜんぜん追いつかない! (のちに、蓑館長は30年もアメリカの美術館に勤務されていたことを知る・・・納得)そして4月からは、金沢市の助役ともなった。21世紀美術館は昨年10月の開館以来、人口45万の都市において、たった6ヶ月で80万人の入場者数を達成したそうだ。その功績が評価され金沢市の文化政策ブレーンとなったという、日本では極めて珍しい事例である。
昼食後は隣接する金沢職人大学校のアトリエも見学。それから21世紀美術館へとむかう。ナントの人々にはほとんどマインドコントロール並みにこの美術館の革新性を吹き込んでおいたのだが、皆一瞬にして納得したようだ。現場では芸術監督の長谷川祐子さんが迎えて下さる。2日後から始まる展覧会に向けた仕込中であるにも関わらず、またそこを20分程度駆け足で回っただけであるにも関わらず、タレルの部屋やプールなどの常設作品のいくつかを見るだけで、また建築が提示する空間を歩くだけで、明確なコンセプトがすぐに伝わるという威力。さすがのナントピープルも完全に脱帽していた。
↓誰もが絵になってしまう、マイケル・リンの作品
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ナント市文化担当副市長のヤニック・ガン氏による講演会。筆者は映像オペレートをボナンさんの隣でしていたのだが、用意してきたというパワーポイントのファイルが開けず(何しろZIPディスクってもう誰も使ってないし!)、例のごとくインプロゼーションの世界へ突入。まあ無事に終わったから良かったけれど~
21世紀美術館を後にし、今度は兼六園へ。1月に来たときはまだ雪に閉ざされていた兼六園だが、今は完全に日本屈指の名園の姿を現していた。東山茶屋街もご覧の通り。↓古い町並みを照らす午後の光が美しい。
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夜は市内を見渡せる料亭で、市長や文化関係のVIPのみの会食会。第二次世界大戦中に空襲を免れた金沢という日本の最も古く美しい都市のひとつを、守りつつも進化させるための理念と方法を、日々熟考し実践している人々の存在を身近に感じ、こういう席に通訳でもかばん持ちでも同席させて頂いたことにとても感謝した。ナントと金沢の共同プロジェクトが具現化するのもそう遠い話ではないだろう。
会食後は片町付近のバーで飲んで、それからホテルのバーでまた飲んで・・・よく飲み、よくしゃべる。また寝不足だああ・・・
by smacks | 2005-04-27 23:33 | ■仏・ナント市関連

新潟マダムたちの国際交流

4月26日
朝7時半(毎朝はやい!)、(筆者以外の人々の)滞在先である帝国ホテルから東京駅、そして新幹線トキに乗って新潟へ。新潟市とナント市は姉妹都市。途中、湯沢あたりでまだ雪の残るスキー場を通過。新潟駅には新潟市役所の方々が揃ってお出迎え。
それから新潟市役所へ表敬訪問。新潟の篠田市長に迎えられる。お昼ごはんは市内の高級料亭で懐石料理。座敷のお部屋にテーブルと椅子を並べたのは、腰が悪い(故に来日ができなかった)エーロー市長への配慮ということだったそうだ。通訳をしながら、いかに懐石料理の素材の説明が難しいかを実感。だいたい「おふ」って何? 小麦?豆腐?、筆者の和食に対する見識の低さが露呈する。。。「しそ」はハーブの一種だけど、そんな単語ないしなあ・・・
午後は新潟の観光スポットを見学。31階建てのビルから市内全景を見渡せば、新潟は本当に河口に面した臨海都市で、ナント市との地理的共通点はよく分かる。
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それから新潟市民芸術文化会館、その名も「りゅーとぴあ」へ。柳都(やなぎの都)にユートピアをひっかけたそうだ。もちろんここは、あの金森穣が芸術監督を務め、彼が率いるNoismがレジデント・カンパニーとして活動していることは、アート界では極めて有名な話で、このセンターの最大の特徴であろう。が、同施設の関係者による案内は、能楽堂、コンサートホール、劇場のハコとしての特性(稼働率、施設の技術的特長、貸館先など)に終始し、金森さんのことと、建築家である長谷川逸子氏のことは、質問に答える形で最後の最後でさらりと触れられただけだった。また、これだけの大規模な施設において、年間の自主事業は関係者曰く3つ。Noismの制作作品、能楽堂でのシェークスピア・シリーズ、そして子供向けの作品シリーズ、ということでした。ナント市の人々が、実際にハコそのものの持つ極めて大きなポテンシャルと自主事業の貧困さというギャップに、「なぜ?」という問いかけをなさずにはいられないのは当然のこととして、それがここ15年以上日本の多くの公共ホールの現実であることを、知識としてではなく眼前の現実として認識したことは、筆者には貴重な体験になった。
それからホテル新潟に戻りエーロー市長代理のランベール副市長による講演会。これは「新潟フランス協会」という団体が主催で、なぜか着物や煌びやかなドレスに身を包んだ新潟マダムたちが200名近くも押しかけていた。フランス文化愛好者たちのサロンのようなものなのだろうか? 
その後新潟市長に導かれ一行が辿り着いたのは、同じホテル内の円卓の宴会場。先ほどの新潟マダムたちによる拍手喝采で迎えられるのだが、あまりのことで笑いがこみ上げ顔を上げて行進できやしません。。。結婚式スタイルのレセプションで、筆者はナントの市議会議員となぜか西村智奈美衆議院議員の間に配席される。西村さんは新潟から選出された衆議院議員、民主党、背が高い、活発そうなお姉さんで、確かにまわりのぱっとしないオヤジたちのスピーチに比べ、ダントツ話が明快で好印象。通訳していても内容のあることを話してくれるので助かる。(お疲れ様です、とか、よろしくお願いします、とかの連呼だと訳しようがない・・)
その後、ほろ酔いの新潟マダムたちはいそいそと自作のプレゼントを配ったり、握手を求めたり、一緒に写真を撮ってはしゃいだり・・・フランスおじさんたちは完全にアイドル状態。彼女たちの描く国際交流はこういう姿なのだろう。でも、ボナンさんらが描く姉妹都市提携のメリットは、きっと、りゅーとぴあでナントの劇団やダンスカンパニーが日本人の演出家と新作を共同製作したりする、そんな事業を長期的に共有していくことに違いない。双方のギャップが埋まる日は来るのか、部外者ながらちょっと心配な気持ちになった。
by smacks | 2005-04-26 23:17 | ■仏・ナント市関連

愛知万博、滞在2時間

4月25日(月)
一足先に根本長兵衛さんと京都滞在をしていたランベール副市長夫妻とボナンさん、ナントからの随行通訳の久美子さんと合流。一行バスに乗り込み、愛知万博、というものに足を運ぶ。なんで万博に来ることにしたの?という筆者の素朴な問いに、「となりのアンジェ市がフランス館に展示を出しているから、挨拶に」という返答なのだが、そのアンジェ市の展示というのが、え?これだけ?というプチさで、プログラムを組んだボナンさんも実物を前にしばし絶句。入場料団体割引でも一人3900円だしなあ。。
実質滞在時間2時間あまり、フランス館をさらりと見ただけなのでなんとも言えないが、とにかく混んでいる。どこへ行っても人だかり(この日は特に団体旅行の小中学生が多かった)だし、とにかく歩かされるので、よほどの覚悟が必要とみた。ナントの人々はまず人の多さに圧倒され、またいまいち理解しがたい万博のコンセプトに首を傾げつつ、フランス館のVIPルームで会見をし、3ツ星レストランでフルコースを食べたのでした。シェフは若干25歳、ナント出身。デザートの「アンティチョークのクレームブリュレと野菜のコンフィ、アーモンドシャーベット添え」はそれはそれは感動的に美味しかった。フランス館の展示は、人類の歴史と開発の負の部分に焦点を当て、12台のプロジェクターを使った映像ルームの展示がメインになっている。フランスらしく、コンテンポラリーダンスも映像に取り入れて、それなりの出来ばえ。一番好感が持てたのは、万博が終わっても廃材が少なそうなこと。他の館に比べて外観もとても地味で、お金かけてなさそうだし・・・↓左がフランス=ドイツ館、右はスペイン館。
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駆け足の万博を後にし、東京へと舞い戻る。副市長と議員3名が大使館での記者会見に行っている間、他の人々を連れて東京国際フォーラムで打合せ。フォル・ジュルネの主催者である(株)東京国際フォーラム(東京都が建てた文化施設が、いつの間にか株式会社した)と、フォル・ジュルネという企画そのものをプロトタイプ化し世界展開しているナント市側、双方にいろいろと認識の違いがあるのか。ナント市側は、日本という特殊なコンテクストを理解せずに企画がコンセプトどおりに実現されてないと突っ込みたい気持ちを抑えられないようだが・・・
by smacks | 2005-04-25 23:45 | ■仏・ナント市関連

さまよえるナント人 in 名古屋

4月24日(日)
朝6時、成田空港へ。ナント市の一行を出迎える。総勢15名。直前で来日を断念した市長と夫人に加え、実際にはもう1名減っていたが、まあフランス人にとってそれは誤差? 皆肩書きは凄いけど思ったより若い人々も多く、とりあえず一安心。
成田エクスプレス→東京駅→新幹線→名古屋。途中、車窓から富士山が見えて皆大喜び。名古屋では何の予定も入っていなかったため、アドリブで昼食に繰り出すも、休日、名古屋東急ホテルの周りはすべて店が閉まっている。仕方なく中心部まで歩き新しいショッピングビルのフードフロアに連れていくも、どこもかしこも長蛇の行列・・・しょっぱなから日本の厳しい部分を目の当たりにし、皆ちょっとびびっていたが、こればかりはどうしようもないしな~。。しかもよく考えると、ここにいる15名のフランス人たち、立場も職業もばらばら(議員とその妻、市の職員、同行記者など)で、基本的な人間関係がそもそも微妙な感じ。予想どうり早くも団体行動は崩壊かと思いきや、皆それほど一人でがしがし行動するタイプでもないらしく・・・?? 
愛知県立芸術文化センターにある愛知県立美術館で「自然をめぐる千年の旅」展に連れて行く。お宝もののコレクションを一挙にみて大満足。
夜は近くの居酒屋風なところで軽く食事をして、皆明日からの旅程に備えて早々と退散。
夜10時近く、パリから遅れて到着したジュルナル・ディマーンシュ紙のジャーナリスト、アモドリックさんを無事名古屋駅でピックアップして、とりあえず一日目は無事に終了した。
↓名古屋といえば、やはりキッコロとモリゾーでしょうか。
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by smacks | 2005-04-24 23:25 | ■仏・ナント市関連

成田ふたたび、の再び

4月23日
成田のエクセル東急ホテルにチェックインしたのは20時近く。明朝の出迎えが6時ということで、また成田で一人夜を過ごすことに。今回のホテルにはたまたまスポーツジムやプール、サウナがあるということで、水着まで持参して気合を入れていた(?)のだが、さすが成田の2流ホテル(しかも日本資本)、それは単なる大浴場というか銭湯だった。それでもサウナで汗をかいて大浴場で明日からの疲れを先取りして癒そうと思ったが、気がつけば浴場には自分ひとりきり・・・なんか怖い。そこに響く飛行機の離着陸の轟音。。。いや~な気分になって結局すぐ出てきたという、なんとも中途半端な夜でした。
by smacks | 2005-04-23 00:14 | ■仏・ナント市関連

「熱狂の日」音楽祭2005ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン

「熱狂の日」音楽祭2005ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポンに行こう! という宣伝。ナント市生まれの名物イベントが、東京に上陸します。
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映画の当日券が1800円だから、それより安い、一流のクラシック・コンサートということになる。ほとんどの公演が1500円、高いものでも2000円~3000円。

4月29日~5月1日の3日間、東京国際フォーラムの5つのコンサートホールで、朝9時45分から夜中まで、ひたすらベートベンが作曲した主要作品のほとんどを聴き狂うことができる。仕事じゃなかったら、3日間入り浸ってベートーベンの交響曲全曲制覇、弦楽四重奏制覇とか、極個人的でマニアックな楽しみに浸りたいところだ。(実は筆者の音楽の原点はクラシックだったりする)

聴き狂わなくても、映画にいくような感覚で、ふらりと立ち寄ることができる、そんな画期的な「熱狂の日」にぜひ足を運んでいただきたい。連休だし!
by smacks | 2005-04-20 23:42 | ■仏・ナント市関連

「熱狂の日」を前に、宣伝

今週末から、フランスはナント市から、市長をはじめ、議員、職員、同行記者など総勢22名が来日する。ナント市から生まれた名物イベント、「熱狂の日」音楽祭2005ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポンがGW中東京@東京国際フォーラムでも開催されることになり、それにあわせた来日なのだが、気がつけば名古屋(万博見学)、新潟(ナント市の姉妹都市なんだそう)、金沢(21世紀美術館での講演)などなど、かなり大規模な一大日本ツアーとなった。
で、あまりに話が大きくなって困ったナント市の文化局長ジャン=ルイ・ボナンさんと企業メセナ協議会からの依頼を受け、筆者はその来日全日程にわたり通訳アテンド&コーディネートをすることに。(そのため、フェスティバルが終わってからはこっちのほうで、旅行代理店のような業務に追われているのだった・・・)

で、宣伝です。
既に申込みが200名を越えたそうですが、まだまだ大丈夫ということなので、ぜひお運び下さい!
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企業メセナ協議会設立15周年記念 & 
「熱狂の日」音楽祭2005ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン
開催記念文化フォーラム
「文化の地方分権がフランスを変える・・・ナント市長に聞く」
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このたび、企業メセナ協議会では東京にて、文化による地域の活性化をテーマとしたフォーラムを開催いたします。造船業の傾きとともに活力を失っていた仏・ナント市を、文化政策と都市計画を軸に「フランスでもっとも住みよいまち」として人気を集めるまでに蘇らせた、若き市長エーロー氏が来日。ナント市の劇的な変貌の道のりをうかがいながら、これからの地域と経済の活性化に求められる文化の力について考えます!

■日時 2005年4月28日(木)15:00~16:30
  14:30~ ロビーにて室内楽の演奏があります。
■会場 丸ビルホール (東京都千代田区丸の内2-4-1丸ビル7F)
  「東京駅」地下道より直結  http://www.marubiru.jp/hc/info/
■参加費 一般:1000円、企業メセナ協議会会員:無料
■定員 350名

■プログラム
1.ごあいさつ
 福原義春(企業メセナ協議会会長)
2.講演「フランスにおける文化の地方分権と都市再生」
 ジャン=マルク・エーロー(ナント市長)
3.トークセッション「社会・経済を変える創造都市の可能性とは」
 コメンテーター:
 ジャン=マルク・エーロー、
 熊倉純子(東京藝術大学 音楽学部音楽環境創造科 助教授)、
 吉本光宏(ニッセイ基礎研究所 芸術文化プロジェクト室 室長)

■お申込[1]ご所属(企業・団体名)、[2]部署名、[3]氏名、
[4]Tel、[5]Fax、[6]Emailを、件名「4/28フォーラム申込」として mecenat@mecenat.or.jp まで

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by smacks | 2005-04-19 23:09 | ■仏・ナント市関連


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