■Voyage(s) en Utopie JLG1946-2006 a la recherche d'un theoreme perdu @ポンピドゥーセンター(↑)
長いタイトルだ。訳すと「ユートピアへの旅 JLG1946-2006 失われた定理を求めて」。現在ポンピドゥーでは、ジャン=リュック・ゴダールのレトロスペクティヴを開催中。その一環の企画展なのだが、コンセプトはゴダール自身。・・・・素朴な気持ちで観にいっても謎は深まるばかり。アンチ・展覧会??
■Vivre Sa Vie 「勝手に生きろ/人生」
現在ポンピドゥーでは、ゴダールの全作品、出演作品、関連作品のすべてを上映中。ポンピドゥーの会員証を持っているとタダでレトロスペクティヴの映画が観れる。今でもゴダール神話は健在、長蛇の列。今日は大好きな「勝手に生きろ/人生」がかかっていたので並んで観る。アンチヒロイン万歳。]]>5月26日:Cafe de Beaubourg, TONGO http://smacks.exblog.jp/4868781/2006-05-26T15:47:00+09:002006-05-31T15:48:42+09:002006-05-31T15:48:42+09:00smacks■フランス滞在&もろもろ
で、打ち合わせを2つ掛け持ち。というのも、まったく違う用件で会うアポをとっていたある仏・演出家と、ベルギーの振付家が、つい最近同じプロジェクトで仕事をしていたことが判明し、なんなら皆で会ってしまおうということに。しかも、演出家の制作を担当しているのが、6年前からの筆者の友人であることが判明し、世間の狭さに一同驚嘆。
■「The Movement of Images - Art and Film」展 @ポンポドゥーセンター
映像表現の進化を検証する企画展。展示内容が膨大かつ多岐にわたるため、いまいち鑑賞ラインを掴むのに苦労する。いわゆる実験映像からドローイング、写真、彫刻、インスタレーションまであまりに多種多様な表現が羅列され、さらにアーティストの時代も多種多様。クロード・レヴィックの部屋は素晴らしかった。
しかし、また展覧会3つハシゴで、目の神経がおかしくなる。目をあけているのもつらい状態に。老化現象かも? 暗いのにサングラスをかけてしのぐが、結構深刻。
■ロドリゴ・ガルシア「ゴヤ/ボルヘス」@Theatre de la Cite Internationale
昨年のクンステン・フェスティバルで本物を見て足元がぐらぐらするほど感激したアルゼンチン出身、スペイン在住の演出家・作家・ビデオアーティスト・ロドリゴ・ガルシア。超過激に資本主義の矛盾を糾弾する舞台は、上演するごとに大センセーショナルを巻き起こしてきた。そんなロドリゴが、現在ヨーロッパの演劇界や演劇システムに対する不信感をあらわにし、システムに流されながら作品づくりをすることを拒み、「もう新作を作らない宣言」をして、1年が経った。が、それでもかつての作品は上演されており、今日の2つの小作品「ゴヤ」と「ボルヘス」も、1ヶ月にわたるロングラン公演となっている。まず戯曲が突出して面白いので、シンプルな演出(というか役者のモノローグ)でも飽きさせない。その後ロドリゴとMT、いろいろ話し、夢膨らむ。スペイン語がんばろ。。本日のスペイン語: Muchas gracias por la invitation. これくらいは言えるようになりました。]]>5月24日:テアトル・ド・ロンポワンhttp://smacks.exblog.jp/4844017/2006-05-24T17:12:00+09:002006-05-29T17:15:20+09:002006-05-29T17:13:59+09:00smacks■フランス滞在&もろもろ
■レストラン @テアトル・ド・ロンポワン
開演の1時間30分前に劇場につき、おいしいと評判のロン・ポワン劇場のレストランで食事を。一緒に来た友人と席に着こうとした瞬間・・・隣の席に、あのエマニュエル・ヴァロン氏が。昨年10月に早稲田大学の招きで来日しすばらしい講義や講演をしてくださった、フランスきっての文化政策・演劇研究者。ちなみに一緒に来た友人の博士論文の指導教官もエマニュエル氏。一同、絶句。世間狭すぎて怖い。
牛肉のカルパッチオのサラダ添えを注文。薔薇色の生肉が大きなお皿一面に広がって、その上に緑の芝生のように新鮮なサラダとひよこ色のパルメザンが広がる、美しい光景。美しさ、味、量、値段、雰囲気、どれをとってもよい。至福。ぜひシャンゼリゼ周辺においでの方はこちらのレストランをお試しあれ。
■オリヴィエ・ピィ「Epitre aux Juenes Acteurs」@テアトル・ド・ロンポワン
一言でいうなら、「演劇のための演劇」「Theatre Franco-Francaise」。仏70年代の学生演劇を見ているようで(見た事ないけど)、ぐるぐるる・・・・。若い役者のための戯曲とはいえ、私が最もとする類の戯曲&演出。んがー。。
]]>5月23日:カルティエ、CND、レバノン・・・http://smacks.exblog.jp/4843993/2006-05-23T17:07:00+09:002006-05-29T17:11:09+09:002006-05-29T17:11:09+09:00smacks■フランス滞在&もろもろ
寒い。薄手のコートとブーツが大活躍。持ってきてよかった・・・
■Presantation de la Saison @CND(国立ダンスセンター)
日本文化会館のMさんのお誘いのもと、CND来期シーズン(2006年9月⇒2007年6月)のPresentation de la Saison (来シーズンのプログラム説明会?)に行くことに。記者会見かと思ったら、一般人らしき人もかなり多く、質問も意外と素朴なものが多く。それでも満席なのは、国が運営するダンス専門機関に対する関心が強いからだろう。来年のCNDのプログラムは、手堅くまとめた感あり、仏の中堅どころがメイン。それにしても国立のダンス専門機関が日本にもできる日は来るのだろうか。
■Fabrice Lambert「Meutes」@Centre Dramatique National / Montreuil
フランスではそこそこ名の通った若手振付家ファブリス・ランベール。「Meutes」=「群れ・集団」。これまで観たどの彼の作品にも増して・・・ストイックな意味不明さに頭を抱える。どう解釈すればよいのかまったく分からないのは見方の問題なのか?
■Saskja Holbling 「Jours Blancs」@Centre Dramatique National / Montreuil
30分の仕込がえの後、オーストリアの女性振付家のソロ。こちらも負けず劣らず意味不明系。前者が集団なら、こちらは独りで意味不明に完結している。どうもランコントルのプログラミングには最近ついていけない。ヨーロッパの若手も自閉的なのかなあ。。]]>5月20日:サシャ・ヴァルツhttp://smacks.exblog.jp/4768101/2006-05-20T04:38:00+09:002006-06-03T20:52:52+09:002006-05-23T04:38:18+09:00smacks■フランス滞在&もろもろ
■サッシャ・ヴァルツ「Gezeiten」@パリ市立劇場(↑)
サッシャ・ヴァルツの新作ということで当然チケットはSolde Out 状態だったが、運よく裏技でチケットをゲット。サシャ・ヴァルツ独特の重力感で踊る静かな前半から、世界に訪れたさまざまな天変地異や戦争を暗示する後半。巨大津波、地震、紛争、テロ・・・。沈黙の中に投げ込まれたこれらの現実が、どこかきれいごとで片付けられていくような・・・いろいろ考えさせられた。今日がパリ公演の楽日だったが、評判はいまいちのようだ。
]]>5月19日:ニコラ・フリーズ「etres」http://smacks.exblog.jp/4755991/2006-05-19T05:01:00+09:002006-05-22T05:09:07+09:002006-05-22T05:07:53+09:00smacks■フランス滞在&もろもろ
]]>5月18日:「移民歴史博物館」http://smacks.exblog.jp/4755980/2006-05-18T04:57:00+09:002006-07-26T02:55:18+09:002006-05-22T05:00:10+09:00smacks■フランス滞在&もろもろ
■Cite de l'histore des immigrations
大学院時代の友人の勤務先を訪ねる。これまでアフリカ美術を扱っていた博物館。そのコレクションは2007年にオープン予定のMusee des Arts Premiers (安藤忠雄設計、セーヌ川ブランリー岸)に吸収されることになり、2007年に新しく「移民歴史博物館」として生まれ変わる。Immigration という言葉を博物館の名前に入れるのが良いのかどうか、そもそもこれらの言葉をどのように定義/再定義し、実際にフランス以外の地域(その多くが旧植民地)からフランスに居住してきた人々の「歴史」を「展示」することができるのか、という極めてデリケートな問題をとりあえず棚に上げて、ここでこれから行われようとしている企画には非常に興味がある。なぜなら、フランス、ないしヨーロッパで活躍するアーティストの多くが、「移民」としてのルーツを持つからだ。単なる博物館としてではなく、現在のアーティストによる多くのプロジェクトが展示のみならず演劇・ダンス・音楽・映像などでアウトプットされていく予定だそう。(↓)建物自体がコロニアル様式なのがなんとも言えない。
■モンタルヴォ-エルヴュ「On danfe」@Creteil Masion des Art
クレテイユはパリ郊外、60年代、70年代に描かれた近未来都市の「失敗」がそのまま残っている、かなり哀しい地区。巨大なショッピング・センターを通り抜け、当時の近未来的建築である市役所の前を抜けて、Maison des Arts de Creteil (クレテイユ文化会館)はある。現在はジョゼ・モンタルヴォ+ドミニック・エルヴュが芸術監督を務め、彼らのカンパニーがレジデントしている。今日は地元の人、特に子供たちが多く来ていて、パリ中心部の劇場とはまるで違う雰囲気。映像にシンクロするアクロバティックな技、茶目っ気たっぷりのユーモアが繰り広げるファンタジー系ダンスは、個人的にはまったく趣味ではないが、一応フランスダンスの一角を占めるカンパニーなので勉強がてら観劇。子供にはやや刺激の強いエンターテイメントかも知れないが、小さいころからこういうものをちゃんと劇場で観るのはよいことだと思った。なんか陳腐な感想だが。。
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