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日々の仕事のこと、観劇・鑑賞記録、出張報告など、国内外の舞台芸術を中心としたアートおよびアートマネジメント全般がテーマです。
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カテゴリ:■フランス滞在&もろもろ( 46 )

7月9日:フランスが危ない!

ブラジル戦、ポルトガル戦と、神がかり的存在感でフランスを勝利に導いた将軍ジダンを、なぜ神はあんな形で見放したのか。自業自得の暴力行為、という風に片付けることはできない。一体彼がどんな侮辱の言葉を浴びせられたのか、知らずにはこの結末には納得できない・・・

と、にわかサッカーファンの筆者でさえ思うのだから、ジダンの活躍に自分の未来と国に対する淡い希望を重ねていた多くの「郊外」の、移民コミュニティの若者たちは、いったいどんな気持ちであのシーンの目撃者となったのだろうか。胸が痛む。

国家的トラウマになるのか、それとも、これすらも後に英雄の美談として昇華されるのか。サッカーがintegration (移民の同化政策)の重要な政治的役割を果たしているフランスにおいて、あの、あまりにも悲劇的で屈辱的なエンディングは、これからフランス社会に、大きな大きな波紋を投げかけるような気がしてならない。

今週木曜日からフランスに行くのだが・・・とりあえず、社会が荒れていないことを願う。せめて使える公衆電話がいくつかはあって欲しいなあ。。
by smacks | 2006-07-09 23:22 | ■フランス滞在&もろもろ

5月31日:パリ最終日

パリ最終日。結局寒いままのパリ。

■東西南北
最後の最後まで詰め込んでMTのため、朝からパリを南へ北へ、東へ西へ。ぜえぜえ。夜の出発ギリギリまでMTを詰め込んだ自分を呪う。多すぎる荷物を詰め込んで何とか出発。
by smacks | 2006-05-31 21:18 | ■フランス滞在&もろもろ

5月30日:オデオン座、運命の人

火曜日。パリは今日も寒い。

■TIF2007に向けて
一日中、ミーティングをハシゴ。パリのフェスティバル・ドートンヌのオフィスは・・・・ルーブル美術館のお隣、あるアパルトマンの1フロアを借り切った仕様。黄金に輝く内装は、キラキラしておりました。。同業者でもここまで格差があるのですねえ。

■ファーデル・ジャイビ@オデオン座
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TIF05で招聘したチュニジアの演出家ファーデル・ジャイビとその妻ジャリラ・バッカール。6月7日からヨーロッパ有数の由緒あるオデオン座で上演される新作のため今朝到着したばかりの彼らを捕まえる。二人とも元気そう。いろいろと打合せ。今後の宿題がいっぱい。

■おまけ
ファーデルとの打合せが終わり、カフェの席を立とうとした瞬間。隣の席に、見覚えある顔が・・・!なんと、今朝まで20区のブラッスリーで飲んでいた演出家の彼女が! 2日連続、まったく違う場所にあるカフェで、隣り合わせになるという偶然は、もはや怖い。お互い恐怖に近い驚きと再開の喜びを分かち合う。彼女が男性だったら運命の人かも? 狭いのは世間ではなく、パリかも。
by smacks | 2006-05-30 21:08 | ■フランス滞在&もろもろ

5月28日:シネマテーク・フランセーズ、酒池肉林

パリの月曜日。寒い。一度外に出たものの、引き返してブーツにマフラー姿へ。

シネマテーク・フランセーズ Cinematheque Francaise
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最近セーヌ河岸のBercy地区に引っ越したシネマテーク・フランゼーズ。フランク・O・ゲーリー建築の建物は、シンプルかつ内向的な空間で、とてもよい。ペドロ・アルモドヴァールの企画展は、展示方法、空間設計、展示内容、いずれも映画/映画監督に関する展示として、非常に良くできていて感心した。思わずアルモドヴァール作品集8枚組を購入。
また常設展示のコレクションも良い。フリッツ・ラングの「メトロポリス」に出てくる人造人間マリアから、フランソワ・オゾンの「8人の女たち」に出てくるカソリーヌ・ドヌーブの緑のローブまで、筆者程度にミーハーなシネフィルには嬉しすぎるものばかり。ああ至福。人がほとんどいないのも良い。

■Bistro Chantefable @パリ20区
というアールデコ風の有名ブラッスリーにて。アート系のベンチャー企業の経営者の韓国人の友人と食事を。ここの名物料理が、巨大なステーキ肉。うう、至福。
二人のアジア人が巨大な肉を食べながらフランス語で会話をしている様子を不思議に思ったのか、隣の席にいた仏人カップルが話しかけてくる。いろいろ話しているうちに、なんと男性はフランスでも結構有名な演出家であることが判明。話がまたまた盛り上がり、飲んだくれる。酒池肉林。
by smacks | 2006-05-29 21:00 | ■フランス滞在&もろもろ

5月28日:シンディ・シャーマン、現代美術ビエンナーレ

日曜日。ようやく天気回復。日差しが出て、パリの5月らしい天気。

シンディ・シャーマン@ジュ・ド・ポーム久々に訪れたジュ・ド・ポーム。細長い建物の、細長いギャラリーには大勢の観客。シンディ・シャーマンのポートレイトの全容が年代ごとに展示されている回顧展。刺激満載。

La Force de l'Art @グラン・パレ
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フランス人やフランスを拠点に活動するアーティストにフォーカスした現代美術のビエンナーレ。15人のキュレーターがそれぞれ選んだアーティストは、時に重複しつつも、有名無名含めて、見ごたえのあるものも多く・・・っていうか、量が多いよ。グラン・パレはもともと万博のために作られた建物で、今回の展示面積だけでも7000m2.作品数も300を超えていた。のところで、カフェに置かれたこの牛乳パックカー。どなたか作者の名前が分かりましたら、ぜひ教えてください。
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それにしてもパリ。1日に展覧会を2つ、3つハシゴしてもなお見切ることのできない展覧会乱立の街。おかげで、目の神経が本当におかしくなり、目があけていられません。それとも何か目の栄養が足りないのだろうか? 誰か、目の激しい疲労対策をご存知の方はお知らせください。
by smacks | 2006-05-28 20:57 | ■フランス滞在&もろもろ

5月27日:ゴダール、アンチヒロイン

土曜日。寒くはないが、天気やとくによくない。

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■Voyage(s) en Utopie JLG1946-2006 a la recherche d'un theoreme perdu @ポンピドゥーセンター(↑)
長いタイトルだ。訳すと「ユートピアへの旅 JLG1946-2006 失われた定理を求めて」。現在ポンピドゥーでは、ジャン=リュック・ゴダールのレトロスペクティヴを開催中。その一環の企画展なのだが、コンセプトはゴダール自身。・・・・素朴な気持ちで観にいっても謎は深まるばかり。アンチ・展覧会??

■Vivre Sa Vie 「勝手に生きろ/人生」
現在ポンピドゥーでは、ゴダールの全作品、出演作品、関連作品のすべてを上映中。ポンピドゥーの会員証を持っているとタダでレトロスペクティヴの映画が観れる。今でもゴダール神話は健在、長蛇の列。今日は大好きな「勝手に生きろ/人生」がかかっていたので並んで観る。アンチヒロイン万歳。
by smacks | 2006-05-27 20:54 | ■フランス滞在&もろもろ

5月26日:Cafe de Beaubourg, TONGO

■Cafe de Beaubourg
で、打ち合わせを2つ掛け持ち。というのも、まったく違う用件で会うアポをとっていたある仏・演出家と、ベルギーの振付家が、つい最近同じプロジェクトで仕事をしていたことが判明し、なんなら皆で会ってしまおうということに。しかも、演出家の制作を担当しているのが、6年前からの筆者の友人であることが判明し、世間の狭さに一同驚嘆。

■TONGO
結局皆でマレ地区にイタリア料理を食べに行き(非常によいレストランだったが店のカードをもらい忘れた)、その後、TONGOという、知る人ぞ知るパリのナイトスポット(?)へ。50・60年代の「歌謡曲」にあわせて踊るTONGOは、ゲイコミュニティの皆さんの社交の場としてだけではなく、古きよき時代をそのまま残したダンス・サロンなのだそうだ。お店のオーナーが、日本人(筆者)の来客を記念してかけてくれたのが、三輪明宏が歌うシャンソンというと、なんとなく雰囲気は伝わるだろうか。人々が背筋を伸ばして美しく踊っている姿がなんとも印象深い、不思議なパリの一夜だった。
by smacks | 2006-05-26 15:47 | ■フランス滞在&もろもろ

5月25日:ポンピドゥー、ロドリゴ・ガルシア

今日もパリはぱっとしない天気だ。

■レストラン@ポンピドゥーセンター
いつか一度は入ってみたいと切望していたもののこれまで一度も入ったことのなかったポンピドゥーセンター最上階のレストラン。現在フランスに留学中の元YAMP、D君へのもろもろお仕事へのお礼も兼ねてチャレンジ。値段は安くはありませんが、やはり内装のデザインとパリを一望できるロケーションは確かに一見の価値ありです。味も値段に見合ってます。
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■「ロサンジェルス1955-1985 芸術首都の誕生」@ポンピドゥーセンター
モダンアートの終焉からコンテンポラリー・アートの誕生へ。歴史的作品も多数。クリス・バーデンのパフォーマンス映像など観たかったものも多く、かなり充実の内容。素晴らしい企画展。こういう企画を見ると、やはりポンピドゥーの底力を感じる。
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■「Morphosis」展 @ポンピドゥーセンター
ロスアンジェルスを拠点にする建築事務所Morphosisのショーケース。展示の仕方が面白い。なんとガラス張りの床250m2が展示ショーケース。よって観客は靴にプロテクト用の簡易袋をつけて、足元の下のガラスケースをのぞきながら鑑賞。

■「The Movement of Images - Art and Film」展 @ポンポドゥーセンター
映像表現の進化を検証する企画展。展示内容が膨大かつ多岐にわたるため、いまいち鑑賞ラインを掴むのに苦労する。いわゆる実験映像からドローイング、写真、彫刻、インスタレーションまであまりに多種多様な表現が羅列され、さらにアーティストの時代も多種多様。クロード・レヴィックの部屋は素晴らしかった。
しかし、また展覧会3つハシゴで、目の神経がおかしくなる。目をあけているのもつらい状態に。老化現象かも? 暗いのにサングラスをかけてしのぐが、結構深刻。

■ロドリゴ・ガルシア「ゴヤ/ボルヘス」@Theatre de la Cite Internationale
昨年のクンステン・フェスティバルで本物を見て足元がぐらぐらするほど感激したアルゼンチン出身、スペイン在住の演出家・作家・ビデオアーティスト・ロドリゴ・ガルシア。超過激に資本主義の矛盾を糾弾する舞台は、上演するごとに大センセーショナルを巻き起こしてきた。そんなロドリゴが、現在ヨーロッパの演劇界や演劇システムに対する不信感をあらわにし、システムに流されながら作品づくりをすることを拒み、「もう新作を作らない宣言」をして、1年が経った。が、それでもかつての作品は上演されており、今日の2つの小作品「ゴヤ」と「ボルヘス」も、1ヶ月にわたるロングラン公演となっている。まず戯曲が突出して面白いので、シンプルな演出(というか役者のモノローグ)でも飽きさせない。その後ロドリゴとMT、いろいろ話し、夢膨らむ。スペイン語がんばろ。。本日のスペイン語: Muchas gracias por la invitation. これくらいは言えるようになりました。
by smacks | 2006-05-25 17:16 | ■フランス滞在&もろもろ

5月24日:テアトル・ド・ロンポワン

今日もパリは変な天気。

レストラン @テアトル・ド・ロンポワン
開演の1時間30分前に劇場につき、おいしいと評判のロン・ポワン劇場のレストランで食事を。一緒に来た友人と席に着こうとした瞬間・・・隣の席に、あのエマニュエル・ヴァロン氏が。昨年10月に早稲田大学の招きで来日しすばらしい講義や講演をしてくださった、フランスきっての文化政策・演劇研究者。ちなみに一緒に来た友人の博士論文の指導教官もエマニュエル氏。一同、絶句。世間狭すぎて怖い。
牛肉のカルパッチオのサラダ添えを注文。薔薇色の生肉が大きなお皿一面に広がって、その上に緑の芝生のように新鮮なサラダとひよこ色のパルメザンが広がる、美しい光景。美しさ、味、量、値段、雰囲気、どれをとってもよい。至福。ぜひシャンゼリゼ周辺においでの方はこちらのレストランをお試しあれ。

■オリヴィエ・ピィ「Epitre aux Juenes Acteurs」@テアトル・ド・ロンポワン
一言でいうなら、「演劇のための演劇」「Theatre Franco-Francaise」。仏70年代の学生演劇を見ているようで(見た事ないけど)、ぐるぐるる・・・・。若い役者のための戯曲とはいえ、私が最もとする類の戯曲&演出。んがー。。
by smacks | 2006-05-24 17:12 | ■フランス滞在&もろもろ

5月23日:カルティエ、CND、レバノン・・・

5月23日(火)

寒い。薄手のコートとブーツが大活躍。持ってきてよかった・・・


■横尾忠則、Juergen Teller@カルティエ財団
ユネスコに務めるS女史とそのご友人と昼食後、肉を食べすぎやや意識朦朧としながらも、帰りがけにカルティエ財団へ。横尾忠則(1F)とJuergen Teller(B1)の展覧会。横尾氏の初期の作品は観たことがなかったので新発見。
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■Presantation de la Saison @CND(国立ダンスセンター)
日本文化会館のMさんのお誘いのもと、CND来期シーズン(2006年9月⇒2007年6月)のPresentation de la Saison (来シーズンのプログラム説明会?)に行くことに。記者会見かと思ったら、一般人らしき人もかなり多く、質問も意外と素朴なものが多く。それでも満席なのは、国が運営するダンス専門機関に対する関心が強いからだろう。来年のCNDのプログラムは、手堅くまとめた感あり、仏の中堅どころがメイン。それにしても国立のダンス専門機関が日本にもできる日は来るのだろうか。

■レバノン料理
大学院時代の友人らと、レバノン料理を食べにいく。なぜにレバノン料理かといういうと、友人たちが、自分のお勧めレバノン料理レストランを競い合っているから。そう、パリには美味しいレバノン料理レストランがたくさんある。ちなみに素敵なレバノン人もたくさんいる。・・・中東がやや恋しくなった。
by smacks | 2006-05-23 17:07 | ■フランス滞在&もろもろ


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