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日々の仕事のこと、観劇・鑑賞記録、出張報告など、国内外の舞台芸術を中心としたアートおよびアートマネジメント全般がテーマです。
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カテゴリ:■音楽・音響系( 4 )

6月7日:Ryoji Ikeda

今や世界の電子音楽界の教祖的な存在にすらなりつつあるRyoji Ikedaコンサート(?)@東京国際フォーラム

ハテナ、がつくのは、アーティスト本人はもとより、舞台に誰一人たたない、音楽と映像だけのスペクタクルであったから。東京国際フォーラムのホールC,普段はクラシックなどをやっている高級そうなホールで、音と映像だけを、じっと聴く、かなり奇妙な体験。

2000年冬にバトファーというパリの船上アートスペースで制作アシの仕事をしていたことがあるが、そのときの池田氏のパフォーマンスの記憶が、強烈に蘇り。その前も後も、良く聴いていた音楽だけに、いろいろと思うことがあり。後半は、音楽に集中するために終始目を閉じて聴いた。
by smacks | 2006-06-07 00:24 | ■音楽・音響系

ローリー・アンダーソンに酔う

ローリー・アンダーソン「時間の記憶」展@ICCインターコミュニケーション・センター。
展示を見始めて、既に見たことがある企画であることに気がついた。2002年、MACことリヨン現代美術館(Musee d'art Contempraoin de Lyon)で見た企画展だった。MACディレクター、ティエリー・ラスパイユ氏による企画。内容充実の素晴らしい企画展だったので記憶に残っていたが、再び日本で、日本語の解説付きで見られて本当によかった。空間の使い方や作品の展示の仕方がだいぶ違っていたので、全く違う感覚で楽しめた。
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(↑ICCのHPより)78年のハンドフォン・テーブル、85年ドラムダンス、96年つむじ風・・・などなど。理屈抜きでとても好きな作品が再度体験できて、ローリーファンの一人として相当至福のひと時を過ごした。今新しいと言われかねないことが、すべて彼女ら70年代のアーティストの手で、極めてシンプルなテクノロジーとともに行われていたことを、改めて再確認。
10月2日まで。これは見逃してはいけない展覧会のひとつです。

その後、シンポジウム「越境するダンス」@新国立劇場。あの「情報の歴史」の松岡正剛氏がホスト役を務め、日本の舞台芸術の先駆者を迎えるトーク。山海塾の天児牛大、ダンサー木佐貫邦子、パーカッショニスト高田みどり、振付家・勅使川原三郎、デザイナー毛利臣男、能楽師・梅若六郎、という蝶豪華キャスト、しかも3時間30分で1000円という、近代稀に見るお得な企画。
正直この手のシンポジウムってつまらないことが多いのだが、予想以上にアーティストたちが熱弁をふるい、普通のポストトークではあり得ないようなディープかつ抽象的な話が盛り上がった。松岡正剛あっぱれな企画でした。
by smacks | 2005-09-19 23:31 | ■音楽・音響系

アンサンブル・モデルヌ

アンサンブル・モデルヌを聴きに、オペラシティ・タケミツメモリアルへ。
これも「東京の夏音楽祭」と「日本におけるドイツ年」の一環。アンサンブル・モデルヌといえば超一流のソリスト集団。

それにしても現代音楽、ハコの大きさや演奏者・観客の距離感など微妙に狂うだけで、楽しめないときは全く楽しめない。21世紀以降に作曲された作品もハテハ?という感じだったが、シュトックハウゼンの「アデュー」という作品でさえ、なぜ「アデュー」=フランス語で「さらば」(二度と会わない人に使う)なのか、さっぱり分からず。シェーンベルクの室内交響曲はかっこよかったけれど。
by smacks | 2005-06-27 23:43 | ■音楽・音響系

巨匠シュトックハウゼンとその音楽

現代音楽の巨匠、シュトックハウゼンが28年ぶりに来日中。数日前から始まったばかりの「東京の夏音楽祭」の一環で、そして「日本におけるドイツ年」のイベントでもある。
かつて現代音楽にはまっていた筆者にとって、シュトックハウゼンはまさに「生ける巨匠」として、ご存命中(といったら失礼だけれども)に拝んでおきたい人物の一人。ここ数年、クセナキスが亡くなり、ルチアーノ・ベリオが亡くなり・・・と巨匠の死が相次ぐ現代音楽界において、全身真っ白の衣装(っていうかこれが普段着? フリル好きとの噂も)に身を包んで姿勢も正しいカールハインツおじさん、御歳78歳というが顔つやもよくとても元気そう。
後半部の、「録音テープ上演<天使=行列>~連作オペラ「リヒト(光)」から「光の日曜日」第2場」・・・・舞台上に照明効果で映し出される小さく黄色い光(月のイメージ)をまぶたに残像と残しながら、暗闇の中で聴く、至福の45分だった。会場のアートソフィアのホール内部、上下左右計算されて配置されたスピーカーから出る音楽の、壮麗で感動的なことといったら。音が立体的に空間をつくっていくということが、比喩ではなくて理解できるほどに、不思議な音が幾重にも重なっていく。現代音楽をゲテモノだと思っている方には、ぜひこの至福の45分で偏見を払拭して欲しい。
終わった後も拍手は鳴り止まず、熱狂的なファンからは、まるでロックのコンサートのような歓声が上がる。現代音楽のコンサートでここまで客席が沸き、観客がその至福感を会場全体と共有するという現場に立ち会ったことはこれまで一度もない。客席に設置されたオペ席にいるシュトックハウゼンは、ファンに囲まれて、サインと写真撮影タイム。(↓)の熱烈なファンの方々が、普段クラシックのコンサートによくいる金持ち老夫婦やいかにもといった音大生風情ではなく、電子音楽系な感じの人が多かったのも印象的。さすが電子音楽の先駆者。拝めてよかった。
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by smacks | 2005-06-26 23:53 | ■音楽・音響系


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