smacks dialy

日々の仕事のこと、観劇・鑑賞記録、出張報告など、国内外の舞台芸術を中心としたアートおよびアートマネジメント全般がテーマです。
by smacks
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カテゴリ:■TIF07-レバノン( 51 )

8月2日:レバノンからのビデオ・メッセージ

戦火のベイルートから陸路でシリア→トルコに脱出し、パリを経由して日本に昨日到着された、アラブ䄀映画研究者の佐野光子さんに、今日、ようやく再会することができた。窓の外から見える破壊と戦闘の光景、驚くべき脱出劇、残された人々の安否、そして映画人やアーティストたちによる抗議と祈り。彼女のすさまじい体験と目撃の一部始終を、ぜひ今週末のCamo-Cafeにて、皆さんと共有できることを願っている。
ところで素朴に驚いたのは、彼女がこうやって陸路で脱出し、日本に避難するまでの一切の経費は、個人負担だということだ。もちろん現地の日本大使館は手厚い手配で彼女をアレッポというレバノンとの国境に近いシリアの町まで送り届けてくれたが、そのタクシー代やその後の飛行機代は、個人負担なのだそうだ。当然といえばそうかも知れない。しかし・・・イスラエル軍による攻撃で、出費が10万、20万とかかったら、イスラエル大使館に請求書を叩き付けたい気分だろう。戦争とは、かくも不条理なものかと、思い知らされた。イスラエル軍のせいで、肉親が死に、住む家を失い、怪我をして一生を棒に振っても、誰もそれを補填してくれないということだ。それほど、戦争は、個人の小さな、しかし貴重な幸福を奪う、不条理なものなのだ。

それにしても衝撃的だったのは、レバノンの映画人たちが、7月21日、戦火のベイルートで急遽制作し、船で脱出した一人の映画人がパリまで運んだという、4分間のビデオメッセージだ。これをパリのアラブ映画祭経由でゲットした佐野さんが、今日、西巣鴨まで運んでくれた。このビデオメッセージは、詩的ですらあり、美しくさえあるが、その静かに訴えかける言葉と映像の持つ力に、私はしばらく立ち上がれないほど衝撃を受けた。

この映像を、今週末のCamo-Cafeの冒頭と終わりに、流そうということになった。
これを、私は一人でも多くの人に見てほしいと切望する。このビデオ・メッセージを日本で始めて見る一員となるだけでも、Camo-Cafeに足を運ぶ価値があると、断言してよい。

さらに、このビデオメッセージを、ぜひ電波にのせたいと思う。このビデオ映像をプロデュースした機関の関係者によると、2000ユーロで映像を渡しているという。テレビ関係の皆さん、ぜひこの映像を電波にのせてください。連絡をお待ちしています。

それにしても、なぜ、21世紀、2006年になってさえ、人間は、他者を、悪意を持って殺しているのだろうか? イスラエル軍は48時間の停戦期限も守らず、空爆を再開した。岐阜県ほどの大きさのレバノンで、400万人しかいない人口の、ほぼ4分の1近くが、自宅を離れ避難生活を送っていることになる。
by smacks | 2006-08-03 00:28 | ■TIF07-レバノン

8月1日:アライブ・フロム・ベイルート6

Rabih Mroue wrote : August 1st, 2006

It is true that the situation is going bad and harder than before.. of course you heard about the Massacre that the Iraeli army committed in
Cana and they killed only children and women.. it is a terrorist act, and
one can not imagine these crime could happen in the 2006... the Lebanese became more and more together and in solidarity with their tragedy against the Israelian aggression..
The daily life is getting more harder too.. the prices are doubled now
becasue of the lack of the materials that people need in their daily life..
no fuel for cars.. it is alomst gone.. Gaz station are empty.. I am not
using a car any more..
It is really not easy.. but let me tell you that we still have hope and we
still beleive that we are a people that deserve to live in peace, and this
is why we still fight for this peace..
by smacks | 2006-08-01 19:06 | ■TIF07-レバノン

7月30日:アライブ・フロム・ベイルート5

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by smacks | 2006-07-30 15:02 | ■TIF07-レバノン

7月29日:【緊急企画】レバノンに捧ぐ短編映像作品上映&トーク

レバノンのアーティストや、日本の関係者の方々からの心温かいご協力のもと、
以下のような企画を急遽立ち上げることができました。
非常に急な告知となってしまい申し訳ありませんが、
ぜひ、ご参加ください! お待ちしています。
以下、ご自由にご転載・ご転送ください。

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■にしすがも創造舎 Camo-Cafe Vol.2

【緊急企画】ベイルート、真夏の夜の(悪)夢
       -レバノンに捧ぐ短編映像作品上映&トーク

日時:2006年8月5日(土)18時スタート
会場:にしすがも創造舎 Camo-Cafe (校舎2Fサロン)
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今世界で最もダイナミックなアートの胎動を遂げる都市のひとつベイルート。
しかし今、ベイルートを含むレバノン全土は、イスラエル軍による攻撃で
危機的状況に直面しています。

東京国際芸術祭2007では、在レバノンの気鋭のアーティスト、
ラビア・ムルエの新作(国際共同制作、世界初演)を計画中ですが、
このような危機的状況に対し、改めてレバノンのアーティストたちへの
連帯を表明すべく、日本のアーティストやアート関係者とともに、
Camo-Cafe 緊急企画を開催いたします。

世界の舞台芸術界のみならず現代美術界でも大きな注目を集める
気鋭のアーティスト・演出家ラビア・ムルエ、
東京フィルメックス2005など世界の映画祭で高い評価を受ける
映画監督ジョアナ・ハジトゥーマ&カリル・ジョレイジュをはじめ、
レバノンが生んだ世界のトップ・アーティストの短編映像作品を特別上映。
日本初公開作品も含む必見の内容です。

特別ゲストには、つい先日まで戦火のベイルートで研究を続けていた
アラブ映画専門家・佐野光子さん、パレスチナの劇団とのコラボレーション
を経てますます世界にコミットするアーティスト・椿昇さん、
レバノン・ベイルートの様々な断片を写真におさめる写真家・松嶋浩平さんら、
中東・レバノン×アートの目撃者・活動家が集結。
最新映像&トークで、レバノンを語りつくします。

Camo-Cafeならではの、アラブ風ドリンク付。是非、お運び下さい!

■特別上映作品■
「Face A / Face B 」 by ラビア・ムルエ
「魂と血をもって」 by ラビア・ムルエ
「Rounds」* by ジョアナ・ハジトゥーマ&カリル・ジョレイジュ
「灰」* by ジョアナ・ハジトゥーマ&カリル・ジョレイジュ
ほか   * 日本未公開作品 

■Camo-Cafe トーク■
ゲストトーカー:
佐野光子(アラブ映画研究者/在ベイルート)
椿 昇 (アーティスト) (予定)
松嶋浩平(フォトグラファー)   ほか
ホストトーカー:
相馬千秋(ANJ/東京国際芸術祭 国際プログラム担当)

■Camo-Cafe メニュー■
レバノン産アニス酒、赤・白ワイン モロッコ風ミントティー etc. 各300円


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開催概要

▼日 時:2006年8月5日(土)18時スタート

▼会 場:にしすがも創造舎 Camo-Cafe (校舎2Fサロン)
     地図はこちらから http://sozosha.anj.or.jp/map/

▼入場料:1000円(1ドリンク付)

▼申込方法:なるべく事前にメールにてお申込下さい。c-soma@anj.or.jp 
タイトルは「Camo-Cafe Vol.2参加希望」とご明記ください。
        
▼お問合せ:NPO法人アートネットワーク・ジャパン 
tel : 03-5961-5200  fax : 03-5961-5207 c-soma@anj.or.jp (担当:相馬)

主催/NPO法人アートネットワーク・ジャパン 
協賛/松下電器産業株式会社

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次回予告!Camo-Cafe vol.3 
【レポート企画】第60回アヴィニョン演劇祭を振り返る(仮題)
日時:2006年8月18日(金)18時~ 

近日中に詳細を発表致します。こちらもお楽しみに!
by smacks | 2006-07-29 06:05 | ■TIF07-レバノン

7月28日:アライブ・フロム・ベイルート4

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Mapping of Israeli assault: July 12-26
都市部はもちろん、道路やハイウェイ、港が破壊され、民間人の死者は600人を超えているともいわれる。岐阜県ほどの小さな国で。
詳しくはこちらのページへ⇒
by smacks | 2006-07-28 16:44 | ■TIF07-レバノン

7月27日:カルチュラル・リソース緊急声明

イスラエルによるレバノン侵攻は続いている。昨日はレバノン南部に展開する国連レバノン暫定軍(UNIFIL)の施設がイスラエル軍の攻撃を受け、停戦監視要員4人が死亡したが、なんとそれまでの約6時間に、14回もの至近距離への攻撃が行われていたという。現地司令官らが再三、イスラエル側に攻撃停止を求めたが、効果がなく、攻撃は続いた。<詳細はYahoo 中東ニュースへ
国連施設をも攻撃するイスラエルの暴挙はもはや狂気の沙汰としかいいようがない。またそれほどまでの暴挙を容認しているアメリカも、またそんなイスラエル軍を煽り立てるヒスボラも、同様に許されてはならない。

ベルギーに拠点のあるカルチュラル・リソースという国際文化機関から今届いた、緊急声明文をここに掲載する。世界の文化芸術団体、知識人、アーティストに、戦争の即時停止とレバノン文化の保全に対して行動を起こすよう呼びかける、心を打つステートメントだ。是非、ご参照・ご転送願いたい。

Culture Resource calls upon all intellectuals and artists of the world to carry their moral responsibility in preserving Lebanese culture

The critical circumstances that currently prevail in Lebanon, a country that has been for many years an ideal arena for liberal cultural practices based on tolerance and the acceptance of creative cultural diversity, poses an ethical responsibility on the world’s intellectuals and artists. This responsibility can not be limited to attempting to put an end to the catastrophe that befalls the Lebanese people. It must extend to include new initiatives to refute the excuses and allegations used to justify the Israeli attack on Lebanon, and to turning a blind eye to it. It is an aggression that is threatening the lives of thousands of civilians, and forcing hundreds of thousands into compulsory displacement.

In addition to the deliberate destruction of the civilian infrastructure, the Israeli onslaught is threatening tens of historical and archeological monuments in Baalbek and Tyre. Monuments that stood for ages to ascertain the cultural characteristics of this ancient country. Similar attacks by the Israeli Army had previously destroyed important archeological sites in Nablus in Palestine.

Culture Resource calls upon the world’s cultural associations, artists and intellectuals to carry their moral responsibility in supporting and adopting all initiatives calling for:

First and foremost, an immediate cease fire, and the provision of all forms of urgent humanitarian support to the civilian victims of the bombardment.

Call upon cultural associations in the world to urge the parties to the conflict to abide by the UNESCO agreements for the protection of international cultural heritage during armed conflicts. Also to put an end to the Israeli aggression jeopardizing historical sites listed on the International Heritage List.

Rebuild the infrastructure that was destroyed by Israeli bombardment, and reconstruct Lebanon, in order that it may regain its role as one of the active arenas of cultural expression and communication.

Culture Resource calls upon all the world’s cultural associations, artists and intellectuals to write, to that effect, to the offices of the UNESCO, and the UN and EU delegations in their countries. Also to clearly voice their support to this statement, and their adoption of the ideas it promotes, through various mass media.
by smacks | 2006-07-27 20:54 | ■TIF07-レバノン

7月24日:アライブ・フロム・ベイルート3

Ali Cherry wrote : (24, july 2006)

This map have been prepared by friends and show the assaults on a national scale.
This map will be updated daily on the following blog:
http://lebanonupdates.blogspot.com/
http://sanayehreliefcenter.blogspot.com/


feel free to forward,
warmly,
ali
by smacks | 2006-07-24 03:30 | ■TIF07-レバノン

7月23日:レバノン危機に対する緊急声明発表

すでにイスラエルのレバノンに対する爆撃・侵攻が始まって10日が経過した。

22日パリでは、レバノン出身の映画監督ジョアナ&カリルが声をかけて、戦争の即時停止を求める座り込みが行われた。22日からパリのアラブ文化研究所(IMA)で始まったアラブ映画ビエンナーレでも、さまざまな反戦集会がアーティストのイニシアティブで行われることだろう。

また、オンライン上でも、署名やブログなど活発な反戦運動が展開されているので、ぜひご参加いただきたい。
http://epetition.net/julywar/index.php
http://www.PetitionOnline.com/Jul06Leb/

筆者の勤務先であるANJ/東京国際芸術祭も、ディレクター市村作知雄による緊急声明を発表。ANJのトップページにリンクされているが、ここにも転用し掲載する。

=========

緊急声明

東京国際芸術祭は、中東諸国のアーティストとの交流を深める中から、演劇・ダンス作品をともに創り、また世界に紹介してきたことを大変誇りに思っています。特に、次回のフェスティバルでは、レバノンの作家ラビア・ムルエの作品をパリのフェスティバルとのコ・プロデュースで、世界初演をする計画です。
さて、今回のイスラエル軍によるレバノン侵攻は、ほとんど常軌を逸したものと言わざるをえません。いまだ、戦争の継続を渇望する世界の権力者に対し、我々は世界の良心的アーティストやアート機関と連帯し、反対の意志の表明をすることにしました。そして破壊されたベイルート空港から、再びラビアたちアーティストを日本に迎え入れられることを心より願うものです。

東京国際芸術祭ディレクター
市村作知雄


The Tokyo International Arts Festival is proud of it's creation of theater and dance productions,created through our relations with artists from countries in the MiddleEast.
In our next season, we are planning to coproduce a piece By Rabih Mroue, from Lebanon, with the festival in Paris.
The strike against Lebanon by the Israeli army this time is nothing but outrageous. With various concsentious artists and art organizations around the world, we have decided to declare our will to go against the dominant super powers of the world who keep and want the war to continue.
We strongly hope for the day to welcome in artist like Rabih again, from the now demolished Beirut ariport.

Tokyo International Arts Festival Director
Sachio Ichimura
by smacks | 2006-07-23 18:01 | ■TIF07-レバノン

7月21日:アライブ・フロム・ベイルート2

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↑ 2006年7月21日 アリ・シェリー撮影 ベイルート市内、自宅アパートの窓から

Ali Cherry Wrote : (21 july 2006)

Last night was relatively calm in Beirut.
I am back to my house. Everything is eerie silent here, except for the sound of the F16 in the sky.
From my balcony, the lighthouse that was hit by an air raid and rescue ships that are evacuating the American citizens that are still here.
For the rest of us, we can only wait and see what will happen once all the foreigner would have left the country.

warmly
ali
by smacks | 2006-07-21 19:33 | ■TIF07-レバノン

7月20日:アライブ・フロム・ベイルート

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↑2005年11月 筆者撮影 ベイルート/地中海

アヴィニオンではいつものように芝居が上演され、拍手が起こり、人々はカフェで語り合っている。しかし、世界は確実にひどい方向に向かっている。

今、手元に届いている多数のレバノン在住のアーティスト、アート関係者からのメールを翻訳して紹介する時間がないため、とりあえず先ほどラビア・ムルエから届いたメールの一部を英語でそのまま掲載したい。

Rabih Mroue wrote : (20, july 2006)

Yesterday we spent the whole day working to transfer Lina's Mom from
Beirut.. so we could feel more relaxed and not always warring about her..
she can't move at all.. she is always in her bed...so we did it and now she
is in a good safe place.

life is so hard, more and more, but you know how things go during the war in Lebanon.. the main problem now that there are a lot of displaced people, living every where without houses, some of them are in Sanayeh garden and other public places and almost all the public schools and some people are living with their relatives in the same house, like my parents house where there are three families living together.... and the humanitarian's aids do not have enough materials to help these people.. not enough medicaments and no places at the hospitals... it is a real tragedy...the Israeli army are targeting any car-van or trucks, which means also that there is a difficulty to transfer these materials from one district to another..

anyway, we are trying to think what role can we do today, it is not easy..
we are meeting with some friends to discuss it.. it seems that it is
complicated to do any movement now.. but for me i am still trying to think
about a possibility.. it is hard to stay watching knowing that I am only a
citizen and I can't do a lot.. but thinking is good..
by smacks | 2006-07-20 23:50 | ■TIF07-レバノン


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