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日々の仕事のこと、観劇・鑑賞記録、出張報告など、国内外の舞台芸術を中心としたアートおよびアートマネジメント全般がテーマです。
by smacks
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もう8月だ。

気がつくと、もう8月。。。
7月上旬のナント&アヴィニョン出張の報告も結局何もできずじまいでなんだか忙しさにかまけて怠惰な自分。以前はもうちょっとまめだったのにな。

7月は、なんだかんだで忙しかった。
7月25日の急な坂スタジオのマンスリーアートカフェ
7月29日のシゴカイ住民会議におけるシンポジウム「シゴカイはどこにいく:芸術不動産のゆくえ」
そして本日8月1日「企業メセナへのアプローチセミナー

と、立て続けに3本トークが続いたり。いずれも、自分が話した内容はさておき、非常に刺激的な機会となった。やっぱり、自分の普段の活動を相対化する対話は本当に必要で、そうした場に誘ってくださる方々に、とても感謝したい。

横浜での、大小さまざまなプロジェクトの仕込みも、いよいよ形になってきた気がする。、また、舞台芸術という狭いジャンルにとらわれず、建築や美術といった人たちとの、横断的なものの見方が、当たり前のように仕込まれている横浜という状況に、何かいよいよな感じを覚えつつある。

夏休みが、近くて遠い。
でも、夏休みは楽しい集中合宿も計画中。
by smacks | 2007-08-01 23:42 | ■アートマネジメント関連

12月11日:フェリス女学院

フランス時代以来の腐れ縁?flowのセトウ氏からのお誘いで、フェリス女学院音楽学部のアートマネジメント学科の授業で話すことに。女子校文化にまったくなじみがないため、最初は一瞬動揺したものの、素直でまじめな学生さんたちのひたむきな感じには、好感を覚える。

アートにまつわるさまざまなタテマエを取り払って、現場の人間の考えていることを聞こう、という趣旨の授業、ということで、これまで大学の芸術実演家教育の中で隠蔽されてきた「アートで食べる」ことにまつわるもろもろの問題を提起する。何人かの心にヒットしたなら、それは幸いだ。

中東の話などは彼女らにとってのリアリティに欠けてしまっただろうか。「まったく自分に接点のないことにも興味を持つ」「持たせる」ことは難しい。自分と接点のない問題でも、自分の地平に問題を設定しなおして考えられる力。それを題材に自分自身とのダイアローグを展開できる力こそが必要で、そういった力を養うのもまたアートの役割だと思う。劇場にこそ、現場にこそ、そのヒントはあるのだが、そこに来てもらうまでの道のりは長い。

とはいえ、ほとんど意味不明だった自分の学生時代を鑑みると、今の学生さんたちはちゃんとしているなあと本当に思います。ぜひ、今度は現場で会いたいものです。
by smacks | 2006-12-11 01:13 | ■アートマネジメント関連

12月7日:政治の概念/文化の概念

メモ。

先日の文化政策学会準備会の一環で開催された国際シンポジウム
「地域主権時代の文化政策-多様性を保障するドイツの文化政策から考える」
当日配布資料から抜粋。

マティアス・テーオドル・フォークト氏の公演レジュメより。

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政治の概念:
ヘラクレイトスによれば「争いは万物の父」であり、多数性と多様性、すなわち対立と論争が、すべての社会の始まりにある。EUもまた「争いの必要性」から誕生したが、欧州政治のモットーは「多様性における統一」。政治分野としての文化政策も「争いの必然性」と無関係ではなく、その任務は対立・抗争の制御にある。

文化の概念:
文化とは、時間と空間における人間の位置に意味を与える振舞いであり、プロセス(異議申し立て」的な性格を持ち合わせている。とくに芸術には、社会生活に潜入する不当な権力関係に対する異議申し立てという側面がある。芸術は、社会関係にとっての自己認識の道具でもある。一元的にグローバル化した今日の消費社会にあっては、芸術には支配的な権力構造に抵抗する義務がある。「尊重」する態度を生み出し、自由な生活様式のアイディアを具体化し、市場の彼岸にある世界を指し示す義務がある。いつの時代も文化政策は、それ自身が疑問視していることを振興する、という逆説的な課題に直面している。「争いは世の常」という法則を悟らせ、その効力を引き出すことが文化政策の眼目である。

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by smacks | 2006-12-07 02:00 | ■アートマネジメント関連

11月27日:地獄と天国

自業自得による不幸は続く。。。

えー。朝起きたら、フライトの時間8時30分の45分前だった。その事実を理解してから10分後、すごい格好&形相で、タクシーを拾って空港まで一直線。最初は運転手さんもだいぶ急いでくれたが、途中で「お客さん、あきらめてください」と念を押された。。。そして空港に到着する一歩手前で、飛び立つJALの機体が視界をさえぎっていった。がーん。

基本的に、フライト時間の45分前に起床してしまった時点で諦めるのが当然といえば当然なのだけれど。なぜか今日は、絶対に間に合うと信じてやまなかったのだが、その読みは完全に外れた。というか、ホテルから空港までかかる時間を分かってなかっただけか。。。

JALのカウンターに行って、飛行機乗り遅れた旨を正直に申し出るまでもなく、名前呼ばれていたらしい。。。払い戻しも振り替えもきかないため、30分後出発のANA便をその場で購入。タクシー代1万円、そして航空券代3万1000円、合計4万円以上。

自業自得とはいえ・・・・痛すぎる。ああ、もはや自分という生き物にあまり信頼がおけなくなってきた。とうとう人生で初めて、飛行機に乗り遅れたショックで、しばし猛烈に落ち込む。信じても救われないことってあるんだ。。。

温泉に入った後に、あまりに気持ちよく、ぐっすり眠ってしまったのが凶だったようだ。目覚ましなんてまったく気がつかず。

度重なる自業自得で、もう意識朦朧で山手線に乗っていたのに、気がつくとなぜか王子駅。間違って京浜東北線に乗っていたらしい。さすがにここまでくると、人に迷惑をかけず怪我をせずにとりあえず自宅に戻ることだけに全力を尽くす。

そんな状態で、なんとかオフィスに到着することには、あまりに悲惨な自分の状況がおかしく、笑いが止まらなくなった。ネタとして面白いじゃん、自分。

と、そのとき。

自分のPCにささっている、USBフラッシュメモリーを発見!!!!!
絶対にかばんに入れたと思っていたUSBメモリーが、そこにあるではないですか!!

これは・・・もしや小人の仕業? ううう、きっと羽田空港から、筆者のあまりの不幸を見るにみかねて、運んできてくれたに違いないです。

良かったです。

皆さん、この数日、いろいろとご心配をおかけしました。たくさんの励ましのメールやメッセージ、ありがとうございました。でも、こんなオチで本当にごめんなさい!!! 

(一応弁明もすると、オフィスのPCにささっていないかどうかは、一応スタッフに確認してもらっていたのですが、あまりにメモリースティックが小さすぎて、見えなかったらしいとのこと。でも、それもきっと小人の仕業なのでしょう。)
by smacks | 2006-11-27 01:11 | ■アートマネジメント関連

11月26日:アートNPOフォーラム in 別府 無事終了

アートNPOフォーラム in 別府 無事終了。

磯崎新設計のB-con Plaza はなかなかかっこよい建物で、そんな建物の国際会議場の、しかも壇上から話すのには一瞬ひるんだが。パネリストが3人、「若い女性」というだけで褒められるのは、なんだかなーと思ったが。

全体的に、非常によいフォーラムだったと思う。特に最後のセッションの全体ミーティングは、司会の芹沢さんの素晴らしい司会で、途切れることなく、よい意見が飛び交った。今回のアートNPOフォーラムを含む一連の別府の動きを仕掛けたBeppu Project の方々の「思惑」どうり(?)、参加者は相当本気で別府という固有の地域の問題を考えながら、NPO、アート、という切り口から、社会におけるアートの役割について考え、実際の行動を起こす方法論から着地点までを話し合った。自分自身にとって非常に切実な問題も、程度皆に共有してもらえたように思う。このアートNPOフォーラムは、行動を起こすためのプロセスとして存在していることを、今回のフォーラムほど参加者が深く感じたことはないのではないだろうか。

またスタッフワークもとても素晴らしく。事務局長が大学4年生、その他スタッフも、学生が深く関わっているのには驚いた。もちろんそれを支えた大人たちの存在と志の高さは言うまでもないだろう。お疲れ様でした。

朝の2時すぎまで打ち上げで盛り上がり、ホテルの屋上の露天風呂にゆっくりつかって、別府の夜は終わった。
by smacks | 2006-11-26 23:56 | ■アートマネジメント関連

11月25日:別府の猫たち

アートNPOフォーラム in 別府。第2日目。

昨日の失態で、失意のあまり。。。
空港やJALに何度問い合わせても、何も発見されず。。。ううう。

昼食をはさんで行われた町歩きプロジェクト。鉄輪温泉という、別府市内でも最もディープでホットな温泉地帯を案内されつつも、失意のあまり、現実逃避。

で、猫がたくさんいたので、写真をたくさん撮りました。そうしたらバッテリーがなくなり、別府で撮った写真は猫だけになってしまった。

まあいっか。

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ちょっとナマイキな子猫。
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しっぽが・・・!
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次の瞬間には猫顔が。。
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猪のようなヤツも。太りすぎてハマっている!
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このへんはもう「萌え~」の世界。

ちなみにこの子猫たちは、由緒正しい血統を持つ、温泉街の捨て猫らしい。
突然民家から現れたおばさんが、やつらをべちん、べちんとたたきながら追いやっているので、新手の動物虐待か!と思ったら、温泉業者から水をぶっかけられないようにちゃんと自宅にかくまってあげているらしい。。。が、どうみても、むんず、とわしづかみ。。。
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足元から地熱でホカホカの別府。猫がいて、足が冷えない別府は、いいところです。
by smacks | 2006-11-25 02:33 | ■アートマネジメント関連

【告知】全国アートNPOフォーラムin別府

事務局からのSOS?に呼応して、宣伝させていただきます。
ぜひ別府で温泉三昧のフォーラム、一緒に堪能しましょう。

[アートNPOフォーラムin別府]     ~きちょくれ別府!~
                     http://arts-npo.org
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
来月11月24~26日にかけて全国アートNPOフォーラムin別府を開催いたします。
この度の別府フォーラムでは、フォーラム以外にも以下の4つのアートプロジェ
クトを展開します。
1)今回のフォーラムに併せて宮島達男が別府市のために構想した新作展
  「Counter Voice in the Earth」
2)JCDNによる「踊りに行くぜ!! Vol7 別府公演」
  http://www.jcdn.org
3)大分県内で活動する若手アーティストが市内の路地を舞台に展開する公募展
  「ストリートプロジェクト’06」
4)太宰府で活動するCATと別府大学とのコラボレーションで行う
  「Small Villageプロジェクト’06」
詳しくはBEPPU PROJECTのホームページ(http://www.beppuproject.com)
を、ぜひチェックしてみてください。

みなさまと湯のまち別府、フォーラム会場でお会いできるのを心から楽しみにし
ております!
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
[概要|全国アートNPOフォーラム in 別府]
              Turning Point
「アートでまちを、新しいアートのあり方と未来を、市民とともに考える。」
────────────────────────────────────
これまでの全国でのアートNPO活動を総括し、別府のまちにアートNPOの潮流
を紹介する。また、全国のアートNPOが特定の地域で協働する具体的な仕組み作
りの提言を行い、市民のゆるやかな 持続的ネットワークの形成を目指します。
主催のNPO法人 BEPPU PROJECTが、2008年に予定するNPO(市民)主導の大
型国際現代芸術フェスティバルの開催実現に向け、国内のさまざまな団体と、地
域や分野を超えて協働するための布石とします。
────────────────────────────────────
日  時:2006年11月24日(金)18:00~19:45
           25日(土)10:00~18:00
           26日(日)10:00~16:00 
場  所:24日 ホテルニューツルタ
     25日 別府観光港第3ふ頭関西汽船2F(別府市汐見町9-1)
         鉄輪(かんなわ)地区まち歩き
         竹瓦温泉2F 元町公民館(別府市元町16-23)
         ※25日は時間によって移動します
     26日 B-Con PLAZA国際会議室(別府市山の手町12-1)
参加費 :三日券 4,800円(学割3,800円)
     二日券 3,500円(学割2,700円)
     一日券 2,000円(学割1,500円)
     ※予約受付中
申込方法:メールまたはファックス、郵送に下記を記入のうえ申込。
     [記入事項]1)お名前 2)ご所属 3)住所 4)電話番号
           5)メールアドレス 6)参加日
           7)まち歩きナビゲートの参加(する・しない)
           8)地獄蒸し昼食の予約(する・しない)
           9)地元団体との交流会(25日)参加(する・しない)
           ※7~9は、別料金のプログラムです
     [申込先]NPO法人BEPPU PROJECT
          E-mail info@beppuproject.com
          FAX 0977-22-3560
          〒874-0931 別府市西野口町6-29
問合せ先:NPO法人BEPPU PROJECT
     TEL 0977-22-3560  E-mail info@beppuproject.com ────────────────────────────────────
プログラム:
【11月24日 18:00~19:45】
18:00~19:45 オープニングセッション「なぜ、いまアートNPOか?」
        会場:ホテルニューツルタ
        パネリスト:佐東範一(NPO法人アートNPOリンク)
              山出淳也(NPO法人BEPPU PROJECT)
        モデレーター:甲斐賢治(NPO法人remo、NPO法人recip)
20:00~22:00 ウェルカムパーティー

【11月25日 10:00~18:00】
10:00~11:30 Stage 1「アートで地域は変わったのか?」
        会場:別府観光港第3ふ頭関西汽船2F
        パネリスト:小見純一(前橋芸術週間)
              三澤章
                (NPO法人 あおもりNPOサポートセンター)
        モデレーター:下山浩一
                (NPO法人 コミュニティアート・ふなばし)
12:30~15:00 Stage 2 まち歩き「まちに宿る力」
        まち歩き:鉄輪(かんなわ)地区一帯
        ※専用バスで移動します。
        <要予約:地元NPOによるまち歩きナビゲート 700円>
        <要予約:地獄蒸し昼食(温泉の蒸気で蒸した料理)1,300円>
16:00~18:00 Stage 3「多文化共生へ」
        会場:竹瓦温泉2F 元町公民館
        パネリスト:加藤種男(アサヒビール芸術文化財団)
              鶴田浩一郎(NPO法人 ハットウ・オンパク/
                           ホテルニューツルタ)
        モデレーター:荻原康子(社団法人企業メセナ協議会)
        <要予約:地元まちづくり団体等との交流懇談会 3,000円>
        <要予約:路地裏散策 参加費500円>

【11月26日 10:00~16:00】
10:00~16:00 「恊働する未来へのビジョン」
        会場:B-Con PLAZA国際会議室
        ※このセッションは第一部と第二部に分かれます。
10:00~11:30 第一部「未来へのビジョン」
        パネリスト:大場陽子(作曲家/
                 GOTEN GOTEN湯治祭参加アーティスト)
              相馬千秋(NPO法人 アートネットワーク・ジャパン)
              やまぐちくにこ(NPO法人淡路島アートセンター)
        モデレーター:芹沢高志(P3 art and environment)
13:00~16:00 第二部「2008年に向けて」
        来場者全員参加
        司会進行:芹沢高志
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主 催:NPO法人アートNPOリンク
    NPO法人BEPPU PROJECT
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
by smacks | 2006-11-14 01:43 | ■アートマネジメント関連

10月29日:受難の季節再来

一難去ってまた一難。素晴らしい天気の10月末の休日、また一歩も家から出られない。。。
夢にまで出る、申請書の季節。申請書を書くこと自体は嫌いじゃないのだけれど、ここまで大量に集中的に書かねばならない、しかも締め切りが迫り来る、という状況に、毎年気が狂いそうなほどいやな気分になる。よく、申請書は一晩徹夜で書くもの、と言う制作者も多いけれど・・・私は徹夜はできないし、一晩では良いアイディアも出せるとは思えないので、10日ぐらい前になると、カウントダウンのアラームを頭の中で鳴り響く。なにより、それで助成金がもらえなかったら、私たちは食べていけないのだ。

それにしても。。去年は申請書の季節がちょうど11月末で、レバノン出張とイスラエル出張の合間に書きあげねばならず体的にしんどかったが、今年は4日のシンポジウムの2日後に、大きな企画書&申請書を2組、そして小さなものをいくつか提出しなければならない。頭が数日前から飽和状態。

助成金とは何なのだろうか。毎年、毎年、企画ごとに多くの申請書を書きなぐる。
そして助成金をもらえばもらうほど、私たちは仕事に忙殺され、疲弊していく。

もはやアーティストや芸術団体は作品を作るために助成申請するのではなく、助成金をもらうために作品をハイペースで作らねばならない状況に追いやられているといっても過言ではないだろう。そんなことを10年やり続けたアーティストが、いったい日本のどこで救われていくのか。
by smacks | 2006-10-29 23:14 | ■アートマネジメント関連

8月11日:ステージクラフト-舞台技術ワークショップの4日間

この4日間、密かに(?)、財団法人地域創造とさいたま芸術劇場が主催する「ステージ・クラフト」という舞台技術のワークショップに参加させていただいていた。これが、ほんとうに素晴らしい研修だった。そもそも今の仕事を始めてからというもの、制作系の仕事は見よう見まねでやってくるしかなかったし、舞台技術系のことに関しても、ほとんど何の知識もないところから、舞台監督さんに怒鳴られながらも覚えてきたことだったので、体系だった知識もなく、またそれをいちいち殺気だった現場で質問したら技術スタッフに怒鳴なれる(あるいは失笑される)のが怖くて、聞けずにいたことがたくさんあった。それを、今回の研修では照明・音響・舞台と、各セクションごとに知識+実習+実際の舞台作品のオペレーション、というところまでやらせてもらった。今の仕事を始めてから、一番、「勉強」になったというか、「教えてもらえた」4日間だった、といっても過言ではない。

地域創造の段取りの完璧さにも驚き、さいたま芸術劇場の技術スタッフの先生方のプロ根性と技術の高さ、教育熱心さにも驚いた。平台の組み立て方から、客席の作り方、照明機材のつりこみ、フォーカス、サウンド・チェック、実際のオペレーション・・・実際、自分の現場では絶対に触らせてもらえない部分を、自分がやってみる立場になって分かったことが、あまりにも多く。

そして、何より今回すごかったのは、実際の舞台づくりをやらせていただける「素材」、つまり実際の実習で扱う作品が、あの蜷川幸雄がつくった高齢者劇団、「ゴールドシアター」の中間発表会のために発表された「プロセス~途上」という作品であったこと。ゴールドシアターの団員は47名。55歳から80歳まで。5月に1000名以上の応募者からオーディションで選ばれた47名の方々が、たった2ヶ月ちょっとの稽古期間でつくった作品は、すでに7月末に上演されたのだが、それを今回、ステージクラフトの受講生によるオペレーションで、再び上演することになった。
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この舞台が、すごかった。まず、47名の高齢者を舞台上にみること自体がすごい。舞台上には47個の水槽。そこに、一人ひとりが入るところから舞台は始まる。彼らはプロの役者ではないが、それぞれの生きてきた年月が舞台の上で圧倒的な存在感を放っていて、また、シェークスピアやチェーホフを抜粋し組み合わせた戯曲の一つ一つの台詞が、人生の時間の重みによって、ものすごいリアリティを放って迫ってくるのだった。舞台美術も、照明デザインも、とても美しく洗練されていながら、演出意図がはっきりと見えて、とても良かった。筆者はとくに蜷川ファンではないのだが、今回の「ゴールドシアター」に関しては、非常に良い刺激になった。先生方、キャストの皆さん、スタッフの皆さん、そして研修を一緒に受けてくれた参加者の皆さんに、深く感謝。

この「ステージクラフト」は、すでに10年以上の歴史があるプログラムなのだそうだ。その年によって扱う作品が違うけれど、ぜひ公立文化施設にお勤めの方にはご参加を強くお勧めしたい。詳しくは地域創造のHPでどうぞ。
by smacks | 2006-08-11 23:50 | ■アートマネジメント関連

7月11日:愚痴ってもひとり

明後日から出発だというのに、仕事がいっこうに片付かず。非常に追い込まれている。という愚痴を言っても、誰も助けてはくれない。最近、仕事の瞬発力が欠けているような。基本的に夏はだらだらモードなのがいけない。ああ、どんどん時間は過ぎていく。

・・・愚痴ってもひとり。

寂しい朝3時30分アップのブログでした。
by smacks | 2006-07-12 03:29 | ■アートマネジメント関連


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