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日々の仕事のこと、観劇・鑑賞記録、出張報告など、国内外の舞台芸術を中心としたアートおよびアートマネジメント全般がテーマです。
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2006年 06月 22日 ( 1 )

6月22日:文化庁文化審議会文化政策部会

いろいろ思うところがあり、文化庁文化審議会文化政策部会を傍聴。

現在文化庁がとりまとめを図っている「第2次基本方針」の中間まとめに向けた論点整理を行うのが、本日の文化政策部会の目的だ。

委員は20名程度。加えて、文化庁幹部6名。
アートマネジメント界ではおなじみの先生方もいれば、まったくもって論理も利害も対立するような立場の委員もいる。別に多数決で結論を出すような会ではないし、あくまで「審議会」なのだが、それでもここまでいろいろな人種がいると、大変そうだ。

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第2次基本方針における基本姿勢
(文化芸術施策の方向性(総論))

(1)「文化力」による国づくり
・グローバル化の進展を踏まえた文化芸術施策の在り方
・経済と文化
(2)「文化力」で地域から日本を元気に
・伝統文化の継承と新しい文化の創造
(3)地方分権を踏まえた文化芸術振興における国の役割

今後5年間で重点的に取り組むべき事項(重点各論)
・文化芸術の人材育成
・子供の文化芸術活動の推進
・地域文化の振興
・文化芸術創造活動の戦略的支援
・日本文化の国際発信および国際文化交流の推進

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まあ政策をつくる立場の人間が現場の実情を理解しているケースはいかなる分野においても稀であるかも知れない。しかし、それは言い訳に過ぎない。ここで「政策」として議論されているほとんどのことは、すでに起こりつつある現実の後追いに過ぎない。政策があるから現実が変わっていくのではなく、現実の変化に対応すべく後追いで政策を書き加えているという印象。というかすべてがすでに遅いから、こんなに危機的な状況になっているんだ、という危機感がない。いまだに日本が「芸術創造分野でアジアにおける比較的優位性を有する」という根拠のない思い込みに安住し、実際に韓国や中国、シンガポールで起こっていることを知らない人間たちが、のらりくらりと政策という後追いの事後承認を行っていることに、私は憤慨している。

いろいろと突っ込みたいことが満載の会だった。
by smacks | 2006-06-22 11:40 | ■アートマネジメント関連


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