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日々の仕事のこと、観劇・鑑賞記録、出張報告など、国内外の舞台芸術を中心としたアートおよびアートマネジメント全般がテーマです。
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2006年 04月 25日 ( 1 )

このブログの空白を埋める②:3月4日→10日(クウェート)

このブログの空白を埋めるシリーズ②:
スレイマン・アルバッサーム(クウェート)3月4日→10日

3月4日
ひとりぼっちの羽田空港・・・しかし待てど暮らせどカンパニーは来ない。24時をまわり、とうとう警備員に空港から追い出される・・・・頭の中であらゆる仮定が轟々と音をたてて回る。しかし国際電話もできない、飛行機に乗っていたかどうかも航空会社のカウンターが閉まっていて確認できない、というかこれ以上手配していた車を待たせるわけにもいかない。持ってきたノートパソコンでこれまでのカンパニーとのやりとりをすべてチェックし、先方からのフライトスケジュールもすべてチェックしたが、やはりそこには本日23時20分羽田着と書いてある。もしやすでにホテルに向かったか? しかしホテルにもチェックインしておらず。手配していたジャンボタクシーに1人で乗ってホテルに向かう道中ほど、血圧が高かったこともこれまでの人生ないだろう。何しろ昨晩は朝まで宴会、今日はヤスミン最終日現場+トーク+バラシ、そしてカフェまでやって駆けつけた夜中の羽田で、カンパニーが来ないなんて。。。。血管ぶちきれ寸前状態でホテルに戻ると、アシスタントのU嬢が指示どうりスレイマンと国際電話で通話中だった。受話器を奪って、コトの真相を聞きだすと、「マネージャーのミスでフライトの日にちを間違って伝えた」という。激怒しながら呆れつつも明日から組んでしまったスケジュールをどうやって修正していくか、頭の中でまたすべての仮定が轟々と音をたてて回る。何があっても動じない癒し系キャラのU嬢のお陰で、憤死は免れたもの。。。さすがに疲れ果てた(憤)。

3月5日
朝一番にスタッフ全員に電話をかけ、スケジュールの再調整。それでもエアカーゴの引き取りがあるので出勤。この1日のために、また日当からホテルから車からぜーんぶやり直し。かなり陰惨な気分になって、ココロもカラダもかなり限界。しかも今日こそ来るはずのカンパニー先乗り部隊をまた昨晩とまったく同じ23時20分に羽田に迎えに行かねばならない。あまりの疲労に、やけくそ、1人巣鴨のサクラ温泉へ。噂にたがわず、素晴らしい施設。全身マッサージもしてもらって、ちょっとだけリフレッシュした。
それから大急ぎで羽田へ行き、無事先乗り部隊3名をキャッチ。やれやれ。

3月6日
現場仕込みミーティング。調整がたいへん。
そして羽田詣で3日目。またもや23時20分。トラウマになりそうだ。とりあえずカンパニー全員をキャッチ。スレイマンとナイジェルとは半年ぶりに、音楽家たちとは2年ぶりに再会。さすがに今回の1件に関しては全面的に謝罪体制なので、まあ許してあげましょう。

3月7日
朝から晩まで仕込み。劇場と消防を往復。翻訳や字幕作業と平行して、難解な戯曲(というか舞台背景)を解説する当日配布用のパンフレットの作成作業もはじまり、頭も体もフルに使う。↓写真はジャッカル扮するベン君。
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3月8日
朝から晩まで仕込み。またもや劇場と消防を往復。弁当生活にうんざり。まわりのスタッフさんやYAMPたちにはたくさん助けられるが、明らかに仕事量多すぎ。同時平行でアレコ(青森県立美術館)のことも考えねばならず・・・京都に観光に行っていたヤスミンとイツィクが東京に戻ってきた。スレイマンと引き合わせ、ディープな議論の深夜ディナー。

3月9日
朝から晩まで仕込み。そしてゲネプロ。1年がかりで仕込んできた作品の全容がやっと分かる。意欲的なつくりで、とても良い出来。当日配布の編集も大詰め。字幕作業などあり、劇場を出られたのは朝2時過ぎだった。
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(c)松岡祐紀

3月10日
世界初演。最後の最後まで作品をいじり続け、稽古で駄目出しを続けるスレイマン。本番ではアラブ衣装に身を包み・・・ようやく開いた世界初演の幕。ああ長かった・・・けどこれからも長い。
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by smacks | 2006-04-25 02:26 | ■TIF06-クウェート


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