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日々の仕事のこと、観劇・鑑賞記録、出張報告など、国内外の舞台芸術を中心としたアートおよびアートマネジメント全般がテーマです。
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2006年 02月 01日 ( 1 )

「カリラ・ワ・ディムナ」特別講義

西巣鴨に、エジプト出身のザキー・ムハンマド先生(拓殖大学イスラーム研究センター研究員)現る。日本語・アラビア語の同時通訳の第一人者でもあり、またアラブ・イスラーム文化、政治、経済・・・多岐にわたるご専門。
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日本語ペラペラ、というか、普通の日本人より断然、話し上手。
旧約聖書からイスラーム教の世界観まで、正統カリフ時代からアッバース朝まで、じわりじわりと攻めつつ、しかも一瞬も飽きさせない巧みな話術で3時間のご講義を頂く。参加したANJスタッフとYAMP(ユースサポートスタッフ)の面々も、目からウロコ状態。とくに今回の舞台「カリラ・ワ・ディムナ」の主人公であるムカッファイが、あらゆる最先端の学問と思想、哲学に精通した天才詩人であったこと、さらにアラブ・イスラーム文化圏で彼の名と著書を知らない人はいないというくらい歴史に名をとどめた偉人であることを知った。それほどまでの傑出した人材であったムカッファイが、アルマンスール(アッバース朝第二代カリフ)に殺されてしまうという史実を、大胆にも鮮烈に現代の物語として蘇らせてくれるだろうスレイマン・アルバッサームの新作にも期待が膨らむ。
2003年に2回ほど実施した中堂幸政先生の中東セミナーに続き、なぜ中東研究者には、話し出すと芸人魂を感じさせる傑作な方が多いのだろうか。このセミナーをコーディネートしてくれた宇波さんにも大感謝。日々アウトプットばかりの現場で、久々のインプットができる貴重な時間だった。
by smacks | 2006-02-01 23:27 | ■TIF06-クウェート


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