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日々の仕事のこと、観劇・鑑賞記録、出張報告など、国内外の舞台芸術を中心としたアートおよびアートマネジメント全般がテーマです。
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2005年 11月 24日 ( 1 )

ベイルートの夜は続く

つい数日前ベイルートで会ったレバノンの映画監督カリルとジョアンナに東京で再会する。二人は、現在開催中の東京フィルメックス2006コンペ参加している新作長編「完全な一日」の監督である。
マザコンで、彼女にも相手にされず、しかも無呼吸症に悩まされ突如死んだように眠りだす若い男のストーリー。ベイルートの町での撮影は、そのままエキストラなしで行われたというだけあり、あの街の表情がよく出ている。・・・・その、あまりにもベイルートな風景の中に、ちょい役で出演するラビア・ムルエを発見。。。友情出演? 恐るべしベイルートのアートコミュニティ。
彼女に逃げられ、酔っ払っているうえに、彼女が車に忘れていったコンタクトレンズをつけて、ますます視界が朦朧としながら、車を走らせる男の目に映るベイルートの夜が、あまりに美しく。
上映後のトークで、ジョアンナの言葉がとても印象に残った。ベイルートの人々が夜遊びが好きで、夜こそを生きようとするのは、ある種の戦争後遺症なのだと。あの爆撃の日々を毎晩のように過ごしたレバノン人は、いまだに夜落ち着いて寝ることができないのだ、と。
by smacks | 2005-11-24 03:18 | ■TIF07-レバノン


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