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日々の仕事のこと、観劇・鑑賞記録、出張報告など、国内外の舞台芸術を中心としたアートおよびアートマネジメント全般がテーマです。
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2005年 09月 30日 ( 1 )

連続セミネール@早稲田 2日目

ジャン・ジュルドゥイユ「演劇・国家・市場 < 間隙 > の詩学/政治学」

凄いタイトルで一瞬ひいたが、基本的にはジャン・ジュルドゥイユの30年の演劇人生を振り返り、本人とともにその軌跡をたどるという試み。
参加者は15名ほど。自他共に認める「フランス初のドラマトゥルク」である。もともとレッシング以降ドイツ演劇には欠かせない職能として発展してきたドラマトゥルクだが、フランス演劇界でこの役割が生まれたのは、1968年、ジュルドゥイユ氏が、演出家ジャン=ピエール・ヴァンサンとの共同作業を始めたときという。ハイナー・ミュラーから絶大な信頼を置かれた翻訳者でもある。「最近やっと日本でもドラマトゥルクという職能について認識され始めたけど、それで食べていける人はほとんどいない」と説明したら、「僕だってフランスでドラマトゥルクを始めたときは、誰もお金を払ってくれなかったさ」という答えが。

いろいろと整理して書きたいことがたくさんあるのだが、今は時間的に無理なので、いずれ何かの機会にまとめたいと思う。

それにしても、この2日間、何よりも感動を新たにしたこと。それは、ヴァロン氏にもジョルドゥイユ氏にも言えることだが、話しがうまい。うますぎる。一瞬のよどみもなく、2~3時間、大振り・小振りの豊かなジェスチャー交えつつ、理路整然と話し倒す、そのこと自体が感動的だった。役者も顔負けのパフォーマンスなのだ、大学教員なのに(だから?)。
by smacks | 2005-09-30 23:24 | ■アートマネジメント関連


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