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日々の仕事のこと、観劇・鑑賞記録、出張報告など、国内外の舞台芸術を中心としたアートおよびアートマネジメント全般がテーマです。
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アルゼンチン出張①:旅のはじめに

アルゼンチンから戻ってきました。忘れないうちに、数回に分けてちょっとレポートします。

■ 旅のはじめに

5泊8日・・・つまり機内で3泊するという厳しいスケジュール。しかもコンチネンタル航空でのトランジットはヒューストン、その名もジョージ・ブッシュ空港(!)で7時間待機。・・・個人的にとっても憂鬱なトランジットを含む30時間の旅程を経て、ようやく到着したアルゼンチンは・・・遠かった。そして、寒かった、つまり冬だった。雨が降り続き、滞在6日間の間に一度も太陽が顔を出さなかったという、南米とは思えない悪天候の日々。

そして、町並みは、30年くらい前のちょっと荒廃したヨーロッパの古い町並みのような趣。ホテルの部屋は、フランス時代に借りていたステューディオにそっくり。町全体が、ヨーロッパの深いノスタルジーに包まれている。人々の服装も、お店の看板も、カフェの内装も。かつてスペインやイタリアなどヨーロッパからの移民がほとんどで、普通に劇場にいると、別にヨーロッパとの違いを感じることはほとんどない。

が、やはり違うなと思うのは、道々を走る車がとても古い、排気ガスがすごい、トイレがあまりきれいではない、道にたくさんごみが落ちている、道路がちゃんと舗装されていないところが多い、電話が聞こえづらい、など、いわゆるインフラ系の問題が、時間を経るにしたがって見えてくることだろう。そして、物価は明らかに安い。空港まで1時間弱タクシーに乗って50ペソ=1500円くらいだから、本当に安い。


■ 旅の終わりに

▼ 語学の重要性 

声を大にして言いたい。やはり演劇を、そしてアートを職業にするのならば、最低でも母国語を除いて2ヶ国語くらいできるのは当たり前だということを。今回のフェスティバルには世界各国から30名近くの主要フェスティバル・ディレクターや劇場関係者が招待されて筆者と同じように観劇生活を送っていたが、彼らはほぼ全員英語、フランス語、ドイツ語、スペイン語を理解するし、それらを相手によって切り替えながら話す。それほど流暢でなくても、話して相手を説得させるに十分なコミュニケーション能力がある。またフェスティバルのスタッフたちも、2~3ヶ国語は当たり前のように操っていて、もはや語学は大前提というか、できて当たり前の世界。逆に言えば、語学ができないのに外国の演劇やアートの世界で、本気の勝負するのは難しいということだ。アーティストであれば話は別だが、プロデューサーやキュレーターにとって、日本語以外の言語で自分のやろうとしていることを伝えられなければ、世界からは相手にされないということだ。アートが所詮、西洋が生み出したルールに従って動いている以上、西洋の言語を操ることができなければ、本質的な勝負は難しい。そのことを、アートの仕事を職業とする人は真剣に考えるべきだし、試練として乗り越えるべきだ。今回スペイン語ができずにちょっとだけ苦労をした私は、自戒を込めて、そのようなことを強く感じた。

▼ 肉
アルゼンチンといえば牛。と信じてきたのだが、何しろ忙しくて食事そのものをちゃんととる時間がない・・・毎晩夕食は深夜過ぎ。一日だけ午前中の打ち合わせが終わってから一人寂しく駆け込んだレストランで食べた、巨大なステーキ。これが、唯一の観光客らしい出来事でした。涙。
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by smacks | 2007-09-18 02:17 | ■クンステン・フェス05-06
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