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日々の仕事のこと、観劇・鑑賞記録、出張報告など、国内外の舞台芸術を中心としたアートおよびアートマネジメント全般がテーマです。
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5月24日⇒26日:ベルリン出張

ドイツ語が分からない筆者にはどきどきの出張だったが、現地にいる何人かの関係者に助けてもらいながら3日間の間にいくつかの劇場を回ることができた。

5月下旬、すでにテアタートレッフェンが終わった直後のベルリン演劇界は、皆疲れきってたいしたものはやってない、というのが現地の人々の話だったが、それでも数あるレパートリーシアターではどこかで何かが上演されているとのこと。

■HAU
ヘッベル劇場ことHAU.大中小と3つの劇場を有する。プログラムの傾向が私の個人的な興味にもこれまでしてきた仕事にも一番近い劇場のひとつ。・・・というよりは、HAUが世界中の若い才能を発掘し、何度も発表や滞在型の創作やコラボレーションの機会を与えてきた経緯があり、我々としてはそうして発掘され世界に向けて紹介されてきた才能にHAUのような劇場のおかげで出会う機会が多いというほうが正確かも知れない。つまり世界の演劇界のある傾向を作り出している震源地のひとつなのだ。今日はオフィスのあるHAU2で打ち合せ。ちなみにHAUのキュレーターから口頭できいただけなので正確な数字ではないと思うが、HAUの年間予算は350万ユーロ(約5億円)だそう。フォルクスビューネの2700万ユーロ(40億円!)ということだから、確かに3つの劇場で常に企画をやっていることを考えると非常につつましい予算に違いない。それでもあれほどの事業が出来るんだから、やはりやり方次第なのか。
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■フォルクスビューネ
TIF2005でも紹介したフォルクスビューネ。滞在中は何も演目をやっていなかったので、改修中の外観を垣間見ただけだったが・・・突然天気が物騒な感じに急変。
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■フォルクスビューネ・プラーター
ルネ・ポレッシュの新作を見にいったものの、大雨で到着が遅れ、入場叶わず・・・嗚呼無念。内部はかなり良い感じ。
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■ゾフィーエンゼーレ
ベルギーで見逃したEdit Kardorの新作を観る。ハンガリー出身の女性アーティスト。ドキュメンタリーというか、もはや盗撮でしかない(?)映像パフォーマンス。パフォーマンスのあとに本人と話したら、ほとんどはちゃんと被写体に了解を取っているとのこと。よかった。

■ドイツ座
ドイツ座でたまたまやっていたタールハイマーの新作、ヨハン・シュトラウスの「こうもり」に連れて行ってもらう。ドイツ座は、一言で言うなら、ベルリンの演劇界ではザ・ブルジョワ劇場という位置づけ。確かにオペラハウスにも見まごうような豪華でキラキラした劇場の内装、観客も年配の気取った感じの人が多い。タールハイマーの「こうもり」は、高級な娯楽という感じで、軽妙なオペレッタを、歌も歌える万能の役者たちが軽くこなしている、そんな気楽な芝居だった。後半はずっとバロックな劇場内にミラーボールが回りっぱなしで、この演出は手抜きなのではと思わずにはいられない部分も多かったが・・・まあ、ヨーロッパの伝統芸能としての舞台芸術の延長線上にある劇場ということだ。
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by smacks | 2007-06-10 23:21
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