2007年 03月 16日
「囚われの身体たち」無事初日あきました!
気がつけば、満席に近い客入りと、スタンディング・オベーションが出るほどの反響に、ほっとしています。
もちろん逆境続きの仕込で、いろいろと間に合わなかったこともあり、それは言い訳として明日から改善するとしても、やはり芝居そのものの力に圧倒された人の声を多数頂いています。
なかでもニッセイ基礎研究所の吉本光宏さんが、こんな素敵なメッセージを、cp-netに掲載してくださいました。まだチケットをゲットしていない方、お急ぎ下さい!
Subject: [cpnet-info][01781] 必見、ファミリア・プロダクション@TIF
ニッセイ基礎研、吉本です。
今し方、東京国際芸術祭で、チュニジアのファミリア・プロダクション
『囚われの身体たち』を観てきました。
cp-netの会員、とりわけ、アートマネジメントを学ぶ若い人たちに
ぜひ見てほしいという思いに駆られ、このメッセージを書いています(学生は2,000円です)。
このカンパニーが2年前の初来日で上演した「ジュヌン-狂気」を見た時の思いは、
NetTAMのリレーコラムに書きましたが、今回の作品は、さらに深いものでした。
http://www.nettam.jp/main/00home/column/06/
作品に込められた凄烈なメッセージは、メールで安易に語れるようなものではありませんが、
演劇という芸術表現の持つ逞しさ、アーティストの気高い勇気、そして、
それを私たちに提示したNPOの誇り…、とにかく考えさせられる作品です。
しかも、それが廃校の体育館でNPOの主催で行われている、ということは、
そのまま、日本の文化政策に対する痛烈な批評でもあります。
何のためにアートマネジメントの仕事に向き合い、文化政策の研究に取り組むのか。
「このためにやっているんだ!」ということを確信できる(少なくとも私には)、
そんな作品でした。
公演の概要は、下段情報、ならびにANJの相馬さんの今朝の[cpnet-info][01778]をご覧ください。
念のため最後に一言だけ。
決して楽しめる作品ではありません。観る人に「覚悟」を問う、そんな作品です。
by smacks
| 2007-03-16 02:00