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日々の仕事のこと、観劇・鑑賞記録、出張報告など、国内外の舞台芸術を中心としたアートおよびアートマネジメント全般がテーマです。
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12月7日:政治の概念/文化の概念

メモ。

先日の文化政策学会準備会の一環で開催された国際シンポジウム
「地域主権時代の文化政策-多様性を保障するドイツの文化政策から考える」
当日配布資料から抜粋。

マティアス・テーオドル・フォークト氏の公演レジュメより。

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政治の概念:
ヘラクレイトスによれば「争いは万物の父」であり、多数性と多様性、すなわち対立と論争が、すべての社会の始まりにある。EUもまた「争いの必要性」から誕生したが、欧州政治のモットーは「多様性における統一」。政治分野としての文化政策も「争いの必然性」と無関係ではなく、その任務は対立・抗争の制御にある。

文化の概念:
文化とは、時間と空間における人間の位置に意味を与える振舞いであり、プロセス(異議申し立て」的な性格を持ち合わせている。とくに芸術には、社会生活に潜入する不当な権力関係に対する異議申し立てという側面がある。芸術は、社会関係にとっての自己認識の道具でもある。一元的にグローバル化した今日の消費社会にあっては、芸術には支配的な権力構造に抵抗する義務がある。「尊重」する態度を生み出し、自由な生活様式のアイディアを具体化し、市場の彼岸にある世界を指し示す義務がある。いつの時代も文化政策は、それ自身が疑問視していることを振興する、という逆説的な課題に直面している。「争いは世の常」という法則を悟らせ、その効力を引き出すことが文化政策の眼目である。

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by smacks | 2006-12-07 02:00 | ■アートマネジメント関連
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