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日々の仕事のこと、観劇・鑑賞記録、出張報告など、国内外の舞台芸術を中心としたアートおよびアートマネジメント全般がテーマです。
by smacks
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ブリュッセル出張3日目:過激な日曜日

5月14日(日) ブリュッセルの日曜日。今日も快晴。
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■ダミアン&ラルビ
先日の青森県立美術館で行った国際ダンスコンペで海外部門一位に輝いたダミアン&ラルビとのMT@ダミアン邸。ダミアンがベジタリアン・パスタを作ってくれる。今後の展開についていろいろと話し合う。お互い宿題がたくさん。

■Groupov / Jacques Delcuvellerie 「Anatheme」 @フランス語圏国立劇場
昨年のアヴィニオンで見逃したベルギーの演出家の作品。3時間30分にも及ぶ大作。聖書のテキストの引用だけから成り立つ美しくも残酷な朗読+音楽が延々と続くストイックに美しい前半部から、その朗読にあわせながらも20名ものパフォーマーたちが見せる壮絶で衝撃的な後半部。聖書によって構築され、解釈されてきた世界(この舞台ではキリスト教徒、ユダヤ教徒、イスラム教徒という、旧約・新訳聖書に端を発する人々)を、今敢えて聖書の言葉だけで描き切るとは。絶句と絶賛の入り混じった、衝撃を受ける。

■ クリストフ・マルターラー「Winch Only」@KVS-BOL
クンステン・フェスティバルがプロデュースするクリストフ・マルターラーの新作世界初演。スイスの演出家マルターラーは、ドイツ語圏のみならずヨーロッパ演劇の代表的な存在であるにもかかわらず、日本にはまだ一度も招聘されていない(はず)。巨大な舞台装置は、20メートル近い壁、2階建て構造、暖炉(当然生の火を使う・・)・・・見ているだけでプロダクションにかかる金額を想像し嗚咽をも覚えそうだが・・・作曲家でもあるマルターラーの繰り出す、一見コミカルな音楽劇の、驚異的なレベルに、鳥肌が立った。3時間という上演時間、一瞬たりとも緊張の解けない役者たちの演技力、テキストの力、演出家やクリエーティング・チームのとてつもない才能に、完全にノックアウトされる。舞台を見る至福とはこういうことを言うのかも。

■フェデリコ・パレデス「CADA UM」@Theatre les Tanneurs
超ヘヴィ級の作品を立て続けに2本見た後、やや呆然自失としながら、ブラジルの若手振付家の作品を拝見。「自己言及系」のあるいは「語り系」のダンス。

■ラ・フェラーラ
ブリュッセルの聖カソリーヌ教会の広場に面するイタリアレストランで。昨日のアルゼンチンの演出家マリアーノ・ペンソッティと、クンステンのディレクターらと食事を共にする。ボンゴレ・ビアンコ。話題尽きず、その後またまたクラブで翌日まで飲んだくれ。ああ、今年も素晴らしいクンステン・フェスティバルであった。

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by smacks | 2006-05-14 04:40 | ■クンステン・フェス05-06
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