smacks dialy

日々の仕事のこと、観劇・鑑賞記録、出張報告など、国内外の舞台芸術を中心としたアートおよびアートマネジメント全般がテーマです。
by smacks
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
カテゴリ
以前の記事
フォロー中のブログ

大倉山記念館

GW前の打ち合わせのため、大倉山記念館を初めて訪れた。
ここは、筆者の勤めるアートネットワーク・ジャパンがこの4月から指定管理者となり管理・運営している、横浜市の文化施設である。
b0028579_1505072.jpg

東急東横線の大倉山駅の高台にそびえる、大倉山記念館。駅から5分ほどの急勾配の坂道を上がると、そこには、新緑のまぶしい林の中に、美しい白亜の洋館が建っている。ここは日本かと突っ込みたくなるような、驚くべき光景がそこにはある。

昔の金持ちはケタが違う。建物のすべてのディテールが美しく、豪華。この館を建てた、大倉邦彦という人物は、明治15年生まれ。佐賀藩出身で、製紙業で財を成した大倉家に養子に入り、昭和7年には大倉精神文化研究所を設立、これが現在の大倉山記念館の一部として現在も残っている。説教部屋にあった椅子も、このとおり。
b0028579_151658.jpg


彼のいう「大倉精神文化」がどのようなものであったかは今のところ良く分からないが、戦後、A級戦犯として巣鴨プリズンに拘禁されていることから察するに、ある愛国精神に裏打ちされた教育思想であったことは推察に難くない。

もともと何の関連もないと思われていたANJの2つの拠点が、大倉山と巣鴨が、大倉邦彦という人物の生涯を通じて、突如、線で結ばれるというのは興味深い。ぜひアーティストとドキュメンタリーをつくりたいなどとアイディアが先走る。

あまりに美しい白亜の洋館であり、森林は軽井沢さながら、周囲の住宅地はハイソで閑静・・・というコンテクストでは、それらがすでに十分完結しているため、西巣鴨の旧朝日中学校のように創造性をかきたてる魔力はないが、稽古場とかアトリエとしてではなく、もっと別の形のアウトプットが面白そう。↓はギャラリー部分。
b0028579_1511619.jpg

by smacks | 2006-04-29 23:29 | ■アートマネジメント関連
<< ナント市長来日① ヴェンダース夫妻 >>


その他のジャンル
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧