パリに来たなあと思う瞬間

5月8日
パリは寒い! 先週まではパリも初夏本番だったらしいが、どうやら私の到着とともに寒さが再来したらしい。日本の3月下旬くらいでしょうか。ぶるるる。
パリに来たなあと思う瞬間_b0028579_0263085.jpg
メトロ6&8番線の駅ドメニルDaumesnilからCoulee Verte(かつての鉄橋の上につくられた細長い空中庭園の散歩道)を通って(写真↑)、バスティーユ、日曜日も開いているマレ地区を抜けてポンピドゥーセンター、さらにパリ市立劇場まで。気がつくと何気なく歩けてしまうから、パリはやはり小さい。市立劇場ではピナ・バウシュが2004年に日本でつくった作品をお披露目中。ダメモトで行ったが、当然全公演のチケットは完売、それでも残券を求める人でエントランスはごった返し・・・。Box Officeでは、完売であるにも関わらず、それでも何とかチケットを入手しようとする人々が、時に意味不明の理屈をまくしたてながら口論を始める始末。。。「来年のピナ・バウシュの公演を見るには、いったいいつから予約すりゃいいっていうのよ?」「こんなにチケットが入手しにくいなんて制度がおかしい、劇場のディレクターに手紙を書いてやる!」などなど。。。こわ。しかしそこまでして芝居を観に来る、老若男女、多国籍の人々の異様な熱気を身近に感じると、ここが本当に世界の舞台芸術の中心であることが実感でき、またパリに来たな~と思うのでした。
by smacks | 2005-05-08 23:27 | ■フランス滞在&もろもろ