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日々の仕事のこと、観劇・鑑賞記録、出張報告など、国内外の舞台芸術を中心としたアートおよびアートマネジメント全般がテーマです。
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凄い!コンチェルト・ケルンのミサ・ソレムニス 

4月30日
資生堂の名誉会長でありメセナ協議会の会長でもある福原氏主催の昼食懇談会へ。資生堂ギャラリーの入った銀座のビルの最上階、まっしろい壁と資生堂パーラーの本格フレンチ・・・という雰囲気の中で、「日本の文化界を代表する人々」が集う。ニュースでしか見たことのない企業のトップから行政や財団のトップ、そして研究者やキュレーター。確かに、この人たちが首をたてに振ればすぐに変わることが多そうだ・・・カリスマ通訳(こんな凄い通訳さん見たことない!)、臼井さんの名人芸にも支えられながら、フォーマルながらも深い議論が続いた。ナント側からの3名(副市長2名+ボナンさん)も、福原会長はじめ日本のトップの迫力を感じつつも、必ず議論を一歩進めるための提案や具体策を話に織り交ぜ、観念論に終わらせない話術はお見事でした。
午後は、ボナンさんを連れて六本木界隈へ。まずアーティスト、春蒔陽明さんが主催するクリエーター共同オフィスアトリエ、Co-Labo へ。古くなって空洞化しつつあった森ビルの1フロアを同社から借り受け、そこに建築家やデザイナー、アーティストが領域を横断してコラボレーションできる共同オフィスアトリエをプロデュースした春蒔さん。単に都心で不足する作業場を提供するというニーズに答えるだけなく、フリーのクリエーターたちが集まって、個々人の能力と技術の有機的な繋がりから新しい作品やプロジェクトを生み出していくという発想が、実際に機能し形になっているところがCo-Laboの凄いところだ。筆者の知り合いの建築家やデザイナーも既に何人かCo-Laboにオフィスを構えている。2年前の発足当時からこの場所に何度もお邪魔しているが、来るたびに人とモノが増え、新しい展開が生まれていると実感できる。今後もこのような都心のオフィスビルの空洞を利用しながらCo-Laboというコンセプトとノウハウをプロトタイプ化し増殖させていく計画だそうだ。
次はその森ビルでも繁栄している森美術館へ。ASIASのスタッフで同美術館でもエデュケーターをしている宮浦さんに案内していただく。「秘すれば花、東アジアの現代井美術」展が良かった。漢字文化を共有する日本、中国、韓国、台湾の作家たちを、山水/風水の2部構成で提示。
東京国際フォーラムに戻り、出演者・関係者用の食堂で食事をとりながら、青木淳事務所の横山女史にあのヘヴィで美しい作品集Vol.1を見ながら青木作品を解説してもらう。青木さん、青森県立美術館が終わったらナントにも・・・ボナンさんも副市長さんたちも極めて質の高い写真に完全にノックアウトされてしまった模様。
そして21時45分、終電が気になる人には絶対お勧めできないが、ベートーベンの大作中の大作「ミサ・ソレムニス 二長調」に挑む。というか、よくプログラムも演奏者も理解せずに大急ぎで席に座ってみたのだが、これが凄かった。コンチェルト・ケルン、今回が初来日ということだったが、むちゃむちゃ演奏がかっこいい! かっちりしていて無駄がなく、メリハリたっぷり、ピアニッシモもフォルティッシモも音が異様に透明なのだ。(フランス人には悪いけど、昨日のロワール管弦楽団とは比べ物にならない!)「世界最高水準のふたつの合唱団」とプログラムに歌われているRIAS室内合唱団とカペラ・アムステルダムもむちゃむちゃ良かった。久しぶりにとてもエキサイティングなクラシックを集中して聞くことができて幸せに浸る。久々にクラシック熱が高揚した夜だった。
by smacks | 2005-04-30 23:25 | ■仏・ナント市関連
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