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日々の仕事のこと、観劇・鑑賞記録、出張報告など、国内外の舞台芸術を中心としたアートおよびアートマネジメント全般がテーマです。
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謝罪にはじまり謝罪に終わる、極めて長い一日

3月15日
成田のホテルで目覚める。7時にレバノンの演劇評論家でジャーナリストのピエール・アビザーブ氏を迎える。オーバーブッキングでビジネスクラスにのることができた彼は、とっても上機嫌。
次のAF便でやってくるチュニジアの劇団を一緒に待つことに。だが、待てど暮らせど彼らは出てこない。そして、047で始まる番号から携帯に電話が鳴る。猛烈にいやな予感が走る。「成田の入国管理局ですが―」、、、やっぱり! 「在留資格認定書を持ってるんですが、ビザを持ってないんですよ」。げげげ・・・・ビザを現地の大使館で取ってこなかったなんて! あんなにメールでも電話でも言ったのに!!! 「いやあ、よくあることなんですけどね、やっぱりそんなに簡単に通すわけにはいかないので」。そりゃそうだ。とにかく次の連絡を待つことに。それから30分後。法務大臣宛の謝罪レターを書いて待っているように指示され、裏紙に手書きで文章をしたためる。それから再度携帯が鳴り、第一ターミナルの2Fにくるよう指示される。到着ロビーは1F,出発ロビーは4F.一般人はこの階しか利用しないのだが、とうとう初めて成田空港の2Fに足を踏み入れることに。。。。入国管理局の担当者に案内され、4畳半もないような小さな尋問室に通される。一通り事情を説明し、原因はカンパニーマネージャーの勘違いにありこちらには責任がないこと、芸術祭や公演の概要などを説明し、法務大臣宛の懇願書を手渡す。「それじゃあなんとかしますから、まずは彼らに面会をしてあげてください」 そして通された部屋は、あの小奇麗さだけが売りの成田空港からは想像もできないようなキタない一室。そこにタコ詰めになっている総勢16名のチュニジア人たちを見たとき、まるで難民を引き取りにきたような、なんともいえない気分を味わった。まあ、来ないよりは、とりあえず来てトラブってくれたほうがいいか。。。でも、一瞬にして白髪が生えるような気分だったぞ~~~(怨)

結局2時間以上送れて成田を出発、ホテルでチェックインを済ませてから劇場に戻ったら、すでに3時。パレスチナの高校生貸切公演は、無事に終わっていたようだ。総勢280名もの高校生がジョージや椿さんのトークに大はしゃぎする声を聞きつつも、午後からのチュニジアのテクニカル・ミーティングに備える。ロビーではパレスチナの人々と高校生との熱い交流が繰り広げられていた。

そしてとうとう最終公演を迎える。ほぼ満席に近い状態で最後を迎えることができた。感無量。
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(c)松嶋浩平
最後は皆で壁にサインを入れて、今回の世界初演公演を締めくくった。

その後、ワシントンホテル最上階のバー・マンハッタンで、パレスチナ、チュニジア、加えてアジアやヨーロッパからのIVPゲスト、椿さん、フェスティバル・スタッフ、総勢30名入り乱れての大宴会が繰り広げられた。夜景も見えるオトナの雰囲気のバーだが、アラブ人にそんなことは無関係。歌い、踊り、騒ぎ、大喝采・・・・そのたびにお店の人が飛んできて「他のお客様のご迷惑に・・・」と叱られるが、5分ともたず。。。。最初は自分が関所となってクレームを食い止めていたが、疲労と興奮で意識は朦朧とし、気がつくと踊りながら謝罪する自分がいた。全員を店から出して最後ひたすら謝りながらお勘定をしたとき、お店の人に苦笑されながら「どこからいらしているんですか」と質問された。「パレスチナなんですよ」といって、どこまで理解されたか。「大変な、ところから来たんです」と答えた。
by smacks | 2005-03-15 01:26 | ■TIF05-パレスチナ
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